lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

愚かなファッキンクライド

声が聞きたくて電話をしたわけではない。初老の債務者相手に何の魅力があるというのだ。魅力どころか心配なのである。電話口で痛みを訴えた君に対しまた心配をした。痛いのはこちらも同じである。それよりは軽いであろう痛みに対しまた心配をした。大切に大切に想っているからである。死なれては困るのだ。面倒見が良くそれ故に口が軽い。自己防衛の末路である。そこを傷つける気は無い。短所であり長所だと思うからである。人付き合いが下手なのである。それをも分かっているのに周囲が君を頼り君は勝手に疲弊をする。それは近くに居る人間もそうである。腫れ物に触らぬ様に顔色を伺う。わたくしは違う。総ての本心を持って君に語りかける。解ってあげたい、というか解っている。君もわたくしの懐は何となく解ってはいるであろう。君と初めて一緒に呑んだ時に言った。遠く離れて行きそうで心配なんだよ?えっ?わたくしはそんなつもりが無かったので驚いた。そんな風に思ってくれる人は居ないからである。いや、居てもわたくしが拒絶をしている。わたくしの本質など誰も知り得ない。わたくしが今、何を思って何をしようとしているのか?君には解り得ない事でしょう。それでもわたくしは君の事を常に心配をする。いつも気にかけている。独りで抱え込むからである。頼って来る人間は何かしら君のネームバリューでもって近寄る。本当はそんな面倒な世界が嫌いな君はまた面倒を見る。繰り返す。わたくしはそんな君をいつまでも見てはいられないのである。恥をかかせたくはないから外勤用のボールペン一本の為に帯広中を走り回った。三日目には疲労から寝込んだ。君がわたくしの事を想ってくれるのであればもっと大切に扱うであろう。今以上に大切に。しかしながらそこに踏み込む余力はもう無い。君は君が愛する人間の元へ。わたくしはわたくしを愛でる人の元へ高飛びをするであろう。幾らわたくしが文句を言っても聞き入れてくれるがそれだけでは足りないのだ。わたくしが奴をリリースしたんだよ。と、言った時に、俺をキャッチしてくれよ。と、言った。寝込んでいて夕方に会いに行き時間が無いから直ぐに車に乗り込んだわたくしは思った。いつも良くしてくれているのに横槍の男性にシフトをしたのを悪いと思っていた。なので、足りない。と、言い、君の元へ戻り首筋に口付けをした。わたくしの父と変わりがない年齢の初老にちすを求め喜んでいる。安らぎたいのである。今のわたくしなら君を抱え込み連れ去るであろう。土地を買って家を建てペルシャ絨毯を敷きモケットのソファーに座り暖炉を眺めながら酒を呑む。昨年まではその熱量がありソファーも探し当てていた。終の棲家である。今はその熱量なども無い。君がわたくしの事を好きでも何でも無い。と、知らされてからは。君の顔のタイプでもなければわたくしの顔のタイプでもない。それでも、ふと、一緒に居たら楽しい。ただ、それだけで。

パキシル断薬 一年九ヶ月

ようやく一年九ヶ月である。全身の不随意にビリビリブルブルとした千切れそうな痛みに痺れも強くなっている。皮膚の皮下出血は減ったが皮膚の異常な痒みがある日がある。腹部の筋肉は肋骨に巻き込み全身の骨に肉が巻き付く痛み、最近では毎日、左首がジストニアを起こしているので頭痛と吐き気がある。乳腺に痛みが走ると心臓に響き脈がおかしくなる。心臓の裏の痛みもありとにかく背骨が苦しい。眼球も引っ張られるので見えにくく光を眩しく感じる。鼻の骨も相変わらず動いているので鼻は腫れたままである。舌の根元も未だに下がったままなので喉の乾燥も酷い。噛む時に歯の神経が痛み噛めない日もある。酷い時は手の指が腫れ上がったまま硬直をしてしまう。全身の不随意が強くこのひと月は寝たきりである。座っていられないのである。昨年の今頃は運転をし不随意がありながらもあちこちに出掛けていた。一昨年、五月からの減断薬の頃の状態に近いほど体調は悪い。この状況を教えていない友人から電話がきた。友人の弟さんから大丈夫だろうか?と、連絡があったそうだ。普段、痛みがあっても痛いと言わないわたくしが相当キツいよ。と、言うと、死んじゃ嫌だよ。と、言われた。この友人はわたくしが以前、子宮に水が溜まり死にかけていた時に同行をしていたので心配になるのも無理はない。寝たきりでも物凄い力で不随意をしているのでお腹は空く。しかしながら胸やけを起こしあまり食べられない日もある。一日一食の楽しみすら奪われる。毎日ただ時間が過ぎるのを待っているだけである。別の友人が時間潰しに文章を書きなさい。と、言い、目と指の痛みに耐えながらも毎日、書いている。文章から何年も離れていたので言葉を忘れているが当時の記憶はよく覚えている。それはインディゴブルーというタイトルで書いた日の事、男性と別れた時を思い出し丸一日、涙が溢れていたほどに立ち直れなくなるところであった。何かに集中していれば少しは紛れるのだが寝たきりなので何もする事ができない。むしろ横になっていたい。

ディストピア

世界は様々な複合体として貼り付けられているが同時に脆く剥がれ落ちる。これは集団の細い隙間に風が吹くからである。ただでさえ膨張をしてゆく人間性キュビズムの世界に納めているだけである。剥離された関係をもう一度、貼り合わせようとは思わない。二度と同じ形にはならない。綺麗に貼り合わせないとどちらかに影さえ生じる。そこに溢れる欺瞞があれば嘘が派生し石の様にあちこちに点在する。その石に足をすくわれ怪我をする。その怒りでもって石を描かれた世界に投げつける。音や匂いの記憶は鮮明だが見てきた記憶は捏造される。その景色は合成され着色される。色だけが強烈に遺され瞼を閉じる。目の前が真っ黒に塗りつぶされても残像の様に強烈な色がフラッシュバックをする。この色が現れた時にわたくしは君を傷つける。一度は愛していた記憶の中でも君を傷つける。見てきた君の記憶を消し去る為に嫌な女になる。繋ぎ合わせていたシーンを次々と破り剥がしてゆく。幾つもの目が走る。言葉の白々しさと景色を残酷なまでに奪い去る。君は二人だけのフィルムを握りしめ身体を丸め込んだまま暗い海底へと沈んでゆく。わたくしは自分の両耳を塞ぎゆっくりと目を閉じる。黒色な涙を流す。頭上から落ちてくる粘性の高い絵の具に打ち付けられる。 幾重にも流れ落ちる色の世界は混ざり合い全身は真っ黒になる。わたくしは影になる。もう、どこにも居ない。

口唇欲求

中学三年生の時、初めて煙草を吸った。お付き合いをしていた中学一年生の男の子から教えてもらった。男の子はショートホープを吸っていた。わたくしの母と同じ銘柄であった。男の子は吸いかけの煙草をわたくしの口に付けゆっくりと吸ってごらん。と、言った。ゆっくりと口の中に入れると煙の熱さを感じた。そのまま肺に入れると咳き込んだ。感想としては熱くて苦い。そこに美味しさや安らぎなどは無かった。小学生からたまに煙草を吸っていたという男の子はある時に吐血をした。煙草で胃が遣られていたらしく入院をした。それもそうだ、中学一年生といってもつい数ヶ月前まではランドセルを背負っていたであろう。心配になりお見舞いに行くと本当に元気に病室のベッドの上にいた。ベッドに腰を掛けるといきなり抱きつきカーテンを閉めた。昨日チュウをしていないから昨日の分も、世界で一番好きだよ。と、言いながら口をこじ開け舌を入れてきた。男の子の胃の中の空腹の味がした。ご飯って食べられるの?いや、絶食だって、そろそろ点滴の時間だと思うわ。廊下から看護婦さんのパタパタと歩むナースサンダルの音が近づいてきた。看護婦さんは、開けるよ。と、言いながらカーテンを開けるとわたくしを抱っこをしている男の子に言った。悪い事していない?カーテンは開けておきなさい。とにかくやんちゃな男の子であった。いつもMA-1の右ポケットにはショートホープ、左ポケットにはコンドームを持ち歩いていた。自転車の二人乗りが禁止でもわたくしを後ろに乗せ送ってくれた。夜遅くに部屋の窓ガラスに何か当たる音がするのでおそるおそるカーテンを開け下を見ると笑顔で会いに来たよ。と、悪びれもしない。チュウが好きな男の子で唇がうっ血をするほどまでに吸いつかれた事もあった。それから愛情表現がおかしな方向に向かって行く。口で唇を塞がれた状態で首を絞められた。息が出来ない。髪の毛を引っ張られ身体を押さえつけられる事もあった。そしてその後は急に我に返ってごめんね、ごめんね。と、可愛がる様に頭から足の先まで抱きながらさすってくれる。わたくしの心は離れて行った。学校の休み時間に一年生の廊下に行くと走り回っていた男の子を捕まえわたくしに着せていたMA-1を投げつけ、もう耐えられない!と、言った。その意味が分かった男の子はなだめる様にわたくしに抱きつき他の同級生達に教室に入っていろ!と、怒鳴った。嫌な事はもうしないから、これ着ていて…と、MA-1をわたくしに着せようとした。わたくしは男の子のお人形ではないのだ。振り払っているうちにわたくしの同級生が仲裁に入った。そしてわたくしと男の子を切り離した。汽車の窓から射し込む低い日差しに照らされて一緒に遊びに行った。わたくしはMA-1をプレゼントし男の子は長袖シャツとネックレスをプレゼントしてくれた。いつも抱っこをしてくれた野球のピッチャーであった力強い腕が好きだった。その力強い腕が狂気に変わらなければ。その後、男の子は野球の強豪校にピッチャーの推薦で入学したと聞かされた。ようやく満たされたのか現在は父親である。それはそれは子煩悩な。

懸ける

土曜日あの車が来るらしよ?一回、競りたいよね。今のところ一番速いらしいわ。わたくしはGT-Rの助手席に乗っていた。ゼロヨン会場に到着をすると噂を聞きつけてかいつもより車が多かった。遅れて到着をしたわたくし達を友人達が待っていた。助手席の窓を開けたYはあの車居るの?と、同時に物凄いスピードで一台の車が入ってきた。あれだな。スタート地点を目掛けた車を見てYもスタート地点へ車を走らせた。助手席の窓は開けっ放しであったのでわたくしは箱乗りをした。友人達は危ないから窓を閉めろ!と、言ったがわたくしは聞き入れなかった。遂に二台の車が競るという事で四百メートルの道路は幾台ものギャラリーのヘッドライトで照らされていた。異様な直線であった。いつもはゴール地点すらも分からない漆黒の先にヘッドライトだけで突っ込んで行く。シグナルのサインを出す男性が交代された。わたくしは箱乗りのままサインを出すのが一番巧いと言われる男性の目を見た。通常なら箱乗りは許されないが両手を広げた男性は四、と、カウントを取り出した。そこに居た誰もが思った。箱乗りのままサインが出たよ!?三、横に並んだ車の助手席を覗くと女が乗っておりわたくしを睨みつけた。二、(あんたの彼氏だか友達だか知らんけれどわたくしが好きになった男が一番なんだよ)一、両手が振り下ろされた。同時にスタートを切った。荒れ狂うエンジン音と共に鼻先はツライチであった。噂にあるだけに本当に速い。息など出来ない。友人達は言った。りんのさっきの背中を見た?苛立っている背中だったわ。死ぬ気だわ。確かにわたくしは苛立っていた。運転席になるべく風が入らない様にわたくしは窓枠を体で覆っていた。三百メートルに差し掛かった時、鼻先が同じであった横の車が一瞬ブレた。当たる。と、同時に投げ出される覚悟でいた。横の車を見ると助手席の女がコンソールボックスにしがみついていた。いきなり失速をした車を振り返って見た。大勢のギャラリーのクラクションの音が鳴り響いた。四百メートルをぶっちぎったYは友人達の元へ行くのに反対側の四百メートルを疾走した。友人達の前に箱乗りのまま戻ってきたわたくしを見て友人達は正気を失っていた。四百メートルがあんなにも照らし出されていたのを初めて見たし箱乗りのまま行ったから。横の車、何かトラブルでもあったの?いや、女がしがみついていたから集中力が切れたんでない?話をしていると前方からさっきの車が来た。彼は言った。彼女が怖いって泣き出したから流石に可哀想になって。まだ泣いている彼女の助手席のドアを開けわたくしは彼女の体をさすった。そこにシグナルのサインを出した男性が来た。本来ならばあの状態でのスタートは駄目なんだけれど俺が責任を持てばいいから。あれでしょ?この女の子、普段ソアラの横に乗っている子でしょ?あの速い車の横に乗っている子だから許したんだよね。んでこっちのおねえちゃんは泣いちゃったの、そんなところだと思ったよ、乗せていなかったら互角だったかもね。数週間後の土曜日、事故は起きた。競り合っていた二台の車同士がゴール地点で接触をし助手席に乗っていた女性が亡くなった。以来、命懸けのレースは禁止となった。

虫が騒ぐ

階段の上から突き飛ばされ肉が叩きつけられる音と共に転げ落ちる友人を見た。かろうじて頭を守って落ちて行った。その友人を車の所まで引きずり下ろし車のトランクを開けた男性二名はゴルフクラブでうずくまる友人の背中を力強く何度も叩きつけた。それでも収まらない彼等は友人の腹を下から蹴り上げた。止めに入った友人は揉み合いの末ネックレスを引きちぎられ首から血を流していた。呼んだ警察が到着をした頃には現場に居た友人達の殆どが血を流していた。事情聴取でまず現場に居た人数の確認と乗り込んで来た人数の確認が行われた。乗り込んで来た男性二名はまず来る前にわたくしに電話をかけてきていた。居場所の確認である。現場に行く前にわたくし達はとある場所で呑んでいた。それを彼等二名は知っていた。それを知らずにわたくし達は二次会へと行った。わたくしは電話を受けた際に居場所は言わなかった。厄介事になるのは承知だったからである。しかしながらカラオケ店という電話先からでも分かってしまった状況であった。
電話を切った十分後、彼等二名は乗り込んで来た。ドアを思いっきり開け放ち、はいどうも!と、靴を履いたまま現れ上座に座っていた友人を引きずり出した。理由は些細で最初に呑んでいた時に彼等二名と友人は目が合ったのにも係わらず挨拶が無かった事と何故てめぇらがりんと一緒に居るのか?と。こんなくだらない理由から友人は突き飛ばされた。電話をかけてきた男性が腕から血を流していたのでわたくしはその男性の横に居た。どうしてこんな迷惑な事をするの!?言い争いになった。警官はあなた達は付き合っているの?と、言ったがわたくしの彼氏も来ていた。男性は言った。俺が彼女に電話をしてここに来たわけ、付き合っているとか関係なくね?警官は言った。男女のもつれなのか酔っ払いの喧嘩なのかを聞いているんだ。面倒な話であったが男性は言った。彼女は俺の女でそっちに居る連中は彼女の友達、その中の奴が挨拶も無しに彼女と居たらそりゃこうなるでしょ。わたくしの彼氏が近づいて来た。今、警官と話をしているのだから黙っていて、いいからいいから。と、なだめた。警官は怪我人の状況を見に行った。男性は彼氏に言った。おまえよぉ!こんな時に何りんから離れてんの!?だから俺の女だって言ったわ!彼氏は何も言わなかった。かっこつけて喧嘩の止めに入っている間にりんに何かあったらどうすんのよ!?そういう事じゃね?だからおまえを見ていると苛つくんだよ。俺がりんを連れて帰るわ。ここに来たのも、あいつにもおまえにも腹が立っていたんだよね。俺が行った時りんの横に居たか!?居なかったべや。この男性は元テキ屋である。口は立つ。それにしてもやり過ぎである。そしてわたくしは誰かの所有物でもない。勝手すぎるが男性に同意をした。そしてわたくしの怒りの矛先は彼氏に向いた。体は足りていたが言葉が足りない彼氏の顔を思いっきり平手打ちをした。物凄い音に警官が走り寄って来た。どうしたんですか!?わたくしは言った。どうしたもこうしたもないんだよ、腹ん中の虫の居所が悪いんだよ。と、警官を睨みつけた。警官は誰も被害届は出さないって事でいいんだね?気をつけて帰る様に。警官が帰った後また揉めた。誰が警察を呼んだのか?と。あの女だな。と、特定をされた時には彼女は逃げて居なくなっていた。弱虫。

閉ざす口

人前で食べるという事が苦手そうな方がいた。お腹が空いている。と、言うのでわたくしが友人に買ってあげたパンを分けたのだが食べない。それでもお腹が空いている。と、言う。ようやく食べ始めたのだがわたくし達の方は見ないで食べていた。その方が帰った後に友人と話をした。通常なら学校給食や学食やお弁当など必ず人前で食べてきているじゃん、あれだけ恥ずかしがるのって食事中に何かしらあったよね?お弁当が恥ずかしくて隠しながら食べる人もいるじゃない、いじめられて人前で食事をするのが恥ずかしいとか。人によっては食べる行為が排泄を見られるぐらい恥ずかしいって言うじゃん。そうですよね、僕達の前でも隠す様に食べていましたよね。きっと学生の時にはお昼は食べていないよ、親からのお弁当を断るも学食でも食べられず。そのせいもあってか痩せていた。わたくしは中学生の時にボランティアスクールに入っていたので聾唖者施設に泊まっては知らない人達と一緒に食事をしたり大勢の生徒と船での共同生活も経験している。規律下にいる様な感覚で嫌いであったが人見知りの克服と協調性を養う為であった。追々、話が聞こえてきたのはやはり学校でいじめに遭いお昼は食べていない、食べている姿を見られるのが恥ずかしい。両親が高齢である。きっと周りの同級生とは明らかにお弁当のカラーが違うのだ。仕事も一人でする仕事を選んできたと。人前で一人で食べる事にも勇気がいるのだと考えさせられた。他の人でも今まで食事に誘ったが頑なに拒みコンビニでおにぎりを買って車内で食べている人もいた。集まっていてもみんなの前では食べないのである。そんなわたくしはパニック症から嘔吐恐怖症と外食恐怖症を発症してしまったので友人達と外食をしていたのが懐かしくも賑やかな思い出である。友人宅の親の料理も数多く食べてきた。 子どもの時からわたくしの両親は遊びに来た友人に食事を用意したりお泊まり会も頻繁にあった。家庭料理とは個々が育ってきた環境なので恥ずかしがる事はないわけでそれがいつしか人前で食事をする事が出来なくなるという事、身内以外で食事をするのが出来ないと空腹にも耐えるのかと思うともの悲しく感じた。一度目は恥ずかしがって食べていたので二度目の時には持って帰って食べな。と、言った。話す為に開かれる口は外へ向けてだが口を開け咀嚼をし飲み込むという行為は別物なのだ。時には性的な意味をも持つ。恥ずかしくても当たり前なのかもしれない。