lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

あの夜だけは

濃い霧の中で名前を呼んだ。何処に居るのかも分からずに追い掛けた。当てもなく名前を叫び続けた。僕は微かに君の声が聞こえた様な気がして咄嗟に振り返った。何も見えない暗闇から君が迷い込んでいる気がして僕は君を探した。必死に走った。立ち止まり息を潜め僕は耳を澄ます。遥か遠くに確実に君が居る。無力さに耳を塞ぎ倒れ込んだ。君の声を掻き消そうと泣き叫んだ。離れるなと言ったのは僕の方だ。地面に拳を突き立て立ち上がる。想い出が深まる。僕の目の前で好きだと泣き出した過去。電話口で泣き叫んだ朝。いつも僕を頼っていた。激しい雨が降り出す。君の涙。雨音が君の声を掻き消す。早く探さないと僕の前から消えて居なくなる。足音も聞こえない暗闇は雷鳴に変わり、突然、目の前に君が現れた。探し歩き泣き崩れる君をしっかりと抱いた。濡れ冷えた君を温め続けた。泣き続ける君の両耳を塞ぎ眼を見る。額を当てると僕は感電をした。僕が居ない世界で君は笑顔だった。君の頬を伝う涙に触れながら君の名前を呼んだ。僕の身体はゆっくりと地面に叩きつけられ君が好きなショパンの革命が流れた。

土曜日だって

友人からお誘いの連絡がきた。凜ちゃん土曜日にハーレーのイベントがあるけどどうだい?さっき社長んとこに行ったら社長んとこの店をイベントに出すから手伝いに行くんだけど。行きたい!痛みと熱がなかったら!たまたまその日は王子さんがサッカーの試合で泊まりがけなのでご飯支度がないのである。何、着てこうか?やっぱり社長んとこのブランド?バイカーだからラングリッツ?ウエストライド?それとも柄シャツチンピラスタイル?なんて激しい身体中の痛みの中ね、ワックワクしてね。具合が悪いのに。広場恐怖症があったのでどこにも行けなくて。いや今も予期不安は残っているがわたくしが登場をするとみんな凄く喜んでくれるんだ。昨年も今年も体調が悪いのだがアメ車フェスだけには行く気をしていて。今年は友人のアメ車を代わりに乗ってフリーランをするかもしれないんだ。分かる?パニック症で車が恐怖の十年間のわたくしがアメ車を轟かすんだよ。泣かすよ?笑。普段の生活で何もイベントなんて考えてもいない。毎日、呼吸をし食事を作り食す。当たり前の生活がまるで出来ないんだ。クラブでガンガン腰振ってな、親に迷惑かけたな。と、オーナーに言われた事があったね。今年のクラシックカーのイベントや馬のイベントにも行けなかった。クラシックカーのイベントがあったのも気にせず友人にたまたま会ったら行ってきた?と言われたぐらいで。そこで、だぁと会っているのを言わないのね、あのイケメンは。笑。それでも誘ってくれて嬉しい。バイクのイベントについて早速、久しぶりに共通の友人に連絡をした。共通だとはお互い知らなかったみたいだが、凜ちゃん○ちゃんも知ってるの?が先月ぐらいか。んでさっき○さんに連絡をしたらイベントの話はとっくに反れかっけぇ写真を送ってくれた。

ステアリングに掴まりながら痛みと呼吸が出来ない悔しさにわたくしが涙を流したのを知っている人は少ない。泣かないのが定説だから。なのに誰かに泣かされたら誰かしらが怒り出すんだよ、野犬が。普段、誰とも関わらない凜ちゃんを泣かせたと。大騒ぎになる。

https://youtu.be/NtGgj5zhM84

車が戻ってきたぜ、イエイ!と言いたいところですが。

金曜日、車が戻ってきた。連絡もなく突然に。にぃにとハグをし合いながら、んもぅ!遅いよ!ごめんねー、ごめんねー、やー部品が無くてさ。土曜日のこと保証書を見ながらそうだ保険屋さんに電話をしないと。んなら!車検証が無い!王子さんに電話をし車検証が無いんだけど持ってった?いや?無いの?うん。にぃによ!そうこうしているうちに王子さんが帰宅。りんのすけぇ、燃料キャップ無いわ。笑。はぁ!?にぃにの父ちゃんが外回りの気になるとこ弄ったって言ってたけど燃料キャップ!?雨!入るしょ!ここからはわたくしプリプリとしておりました。車検証も無い!燃料キャップも無い!いつ乗れんだ!わたくしがプリプリとしているのは言ったら悪いけど可愛いんだ。とお付き合いをしていた方に言われた事がある、ガチで怒っている時はチビるけどさ、と。プリプリプリプリそうして日曜日、燃料キャップが届くも車検証が無い!にぃによ!元々にぃにの名義で俺のまま乗ってな。とお言葉に甘え。にぃにって王子さんの従兄弟でして。親戚のお通夜で会った事があるくらいでした。それが昨年のお盆にわたくしの友人から電話があり、体調どうだい?心配してんだよ?わたくしが、車ミッション逝ったわ!黒いのどっかにない?探してみるわ。と最速で電話があり、凜ちゃん、車あったよ。黒?シルバー、シルバー。ええ?ちょ待って写真送るわ。見たらビビっ!と運命感じちゃって買うわ!どこにあるの?前のは王子さんの従兄弟んとこにぶん投げてある。いや!ちょ待って!今回のも○○さんって苗字なんだよね。王子さんの従兄弟でしょ!○○さんのお姉ちゃんとは二十年も前から知ってるよ!マスターの彼女さん!そうしてにぃにと繋がりました。ほんなら今度はお姉ちゃんとマスター達が、うちの弟が言うには王子さんの彼女の凜ちゃんだとかって。んでアイツの友達の凜ちゃんって何でアイツと繋がってんだ?んで凜が一人の男と十何年もいるか?違う凜じゃねぇの?でもうちらのこと知ってるって、んでパニックを患ったとかって、パニック?凜なら元気だべ!(しばらく会っていないのでね)して、凜が軽なんか乗るのか!?いや、そこなんだ?んで何でこんな遠くのアイツと友達なんだ?凜ならどっこと繋がってっか分からんにしてもよ。そうして昨年十五年ぶりにお姉ちゃんに会いに行きましたよ、往復四時間!やっぱり凜ちゃんだったの!変わらないねぇ!体調、悪いのに!わざわざ来てくれたの!?お見送りの際お姉ちゃんは、外車乗ってんの!左ハンドルで来たの!?相変わらずの凜ちゃんだわぁ。笑。やるわ。変わってないわ。元気な人が急にパニックになるって言うしね。今日は少し歩いた。裏のおばあちゃんの畑でお話しをしてきた。全然、見ないから実家に帰ったのかと思ってた、痩せたね。と。昨年から寝たきりなんだ。痛みがね。と世間話をした。さて、妹の軽を返しに行くか…いっや!車検証が無いから乗れない!にぃによ!とまぁ、寝たきりなんですがね。かかったぞー、エンジン載せ替え費用。笑。ビビるわ。

private power

彦星さんが迎えに来てくれた。わたくしは毎年、彦星を探しに歩く。昨年は逢えなかった。一昨年の彦星はオーナー。今年の彦星は君。嬉しかったよ。一枚一枚、消さないといけない。忙しいのに手間をかけちゃって、また我が儘な事をしちゃって、また謝らないと。と、思って。馬鹿でね。
セダンでミルキーウェイを走る。ずっと一緒だったのかもしれない。ワイヤーのアルミは火花を出す。運転中の君に抱きつく。生まれ変わったら今度は青空の下を走ろ?君の助手席はわたくしの指定席。パニック症があるから乗れるかな?誰の指図も受けないで。また二人だけの世界で、ただ一緒に。少しだけの。
口を尖らせる。と、言われ気がつかなかった。そんな顔を見せられる仲だったんだね。甘えちゃって。嫌われる為に嫌な事をいっぱい言ってごめんね。そうでもしないと駄目になるから離れたんだよ。
又いつか、迎えに来て。
何色の短冊に記そうか。
君の笑顔の色彩しか残っていないよ。

先生、わたくしだってナメられては困るのです。

先生からは連絡をしないと言った。君から連絡があれば返すと。しかしながらわたくしから連絡をする用事は無いのだ。何故ならば一人部屋で横になり話題が無い。いつも心配をしてくれているのにわたくしから先生に何を言ってあげられるのか。先日、先生からメールがありかなりやり取りをした夜、わたくしの指は凄まじい痛みに硬直をし酷かった。わたくしはこうして駄文を独り言する為に日常ではサポーターで指の内半を矯正し指も眼も休めている。いわばこちらから連絡をするのが困難なのである。友人に、俺とメールするの嫌なの?と聞かれたが物理的に無理があるのだ。天候が悪ければ全身の痛みは激しくなる。みんなの言うところの繊維筋痛症膠原病の痛みだと理解して頂ければ良い。それを痛み止め無しで暮らしているのだ。気を失えない日は地獄そのものである。その様なわたくしの痛みを先生は楽にさせたいわけだ。先生は膠原病のクリエーターだが絵や縫い物の分野ではない。その先生が苦手な分野をわたくしはしていたし他の友人はデザイナーやクリエーターだが先生寄りではない。先生とは補い合ってきたと思っていた。むしろ助けられていた。俺からは連絡はしないと言ったが本意ではないと思う。送信後に読めば誤字脱字もあるし君に迷惑をかけるからと。それでもわたくしに伝えたくて連絡をしてくれるのだ。その同級生を放っておいて良いものなのか。わたくしの自殺を必死に止めた奴だ。君に先に死なれては困ると。そして今は先生の異常な服薬をわたくしは止めない。先生こそ聞く耳をもたないからである。同族嫌悪なのだろうか。君と私は同じタイプの人間だ。再会をした時にそう言われた。わたくしはそうは思っていない。明らかに先生の方が知識は凌駕している。何を悩んでいるのか自分に問った結果、放っておけない。先生も同じである。端的に危なっかしいのである。下手に知識を持っているからである。ギャバレセプターについて言うと先生は知らなかったが現況を見ていない先生はわたくしの状態を手に取る様に言う。お互いの数術の数字が一緒で再会をした。あの時、瞬時に君の心配をしたら俺の心配であった。仕事を辞め別れた女が君と同じ名前であったと。この度あれだけの長文を送ってきたのは初めてかもしれない。載せた数倍なのである。そしてお互い命懸けの状態なのである。甘ったれた人間とは違う。そして初めて先生の弱さを見た。何でぶつかり合うんだろうな。先にふっかけるのは先生の方である。そうしてはわたくしが怒り出す。今回は怒らなかった。ベクトルの違いに。
君を一番、綺麗に撮れるのは俺だよ。
後悔をしたくはないし後悔をさせたくはない。なんかこう、兄弟みたいなものなのだろうか。中学生の時のスリーポイント、かっこよかったし先生の彼女が休みだったので体育館で座っているわたくしにバスケットボールを捌きながら学ランを膝に掛けに来てくれた。あの時のままなのかもしれない。今、手元にショットガンがあれば迷わず口に含むであろう。そして先生とは違う花びらでわたくしは夢を見る。

輪廻

君は木に登った。首を吊った男を迎えに。男は目を開け君の首に糸を掛けた。君は傷だらけになりながら男を探し歩いた。歩けない君を抱いていたのは僕の方だって。そんなにもアイツが好きなのか?一緒にビーズを集め辿り絵を描き、おもちゃのピストルで撃ち合い。それが何だというのだ。君を狂わしているのは他の人なんだよ。どうして君は言う事を聞かない。馬鹿な男だよ。嫌なんだよ。

何で放っておけないんだ、お互いに。

私が低能でアホの癖に、自分自身に存在意義に関して深く潜る傾向があり、先方からのリアションに齟齬を感じると様々な感情に振り回されます。
それによって自分自身が嫌になるが多いのです。
相手が、嫌悪対象であり、拒絶対象でにもなりうる。それは絶対的に自分のせいなのに、そう感じてしまう。
それが、本当に、本当に嫌なのです

なので、しばらくの間、基本的には、こちら発信はせず、君から連絡が来た際にのみレスポンスを返す方針にしようと思います。
返答も書いた後、一旦寝かせてから問題なさそうなら返答する事にするので、到着までさらに遅くなると思いますのでご了承を。
クールダウンというヤツです。

あと、あれだけ言っても君が病院に行かないだろう事は、お見通しです。
私を舐めてもらっては困ります。

むなしくはありますが、所詮、君には私の言葉は届かないのです。
そういうものですし、私の言葉は、その程度なのです。
君自身が決めた人生の選択、というのが一番大きな理由・動機はあるでしょうか。

今まで君に対して何の意義・意見があって、私は君に文章を書いたのでしょうね。
互いの暇つぶしだったのかもしれませんし、違うかもしれませんね。
すみません。
もう色々とよくわからなくなってきました。

私には、昔の記憶はあまりないのですが、
喧嘩しながら、近づき過ぎず離れ過ぎず、
30年近く適度な距離を取ってきた我々です。

君の周りの、どの男どもよりも付き合いは長いです。
時期によって関係の濃度はバラバラですがね。

クールダウン期間を乗り越えたら、何とかなると思います。
その時は、また何か、面白い事でもやりましょう。

もし何かあれば…
芸術的な点は、グッチだかヴィトンだか忘れましたがデザイナーに聞いてください。
言葉や文学・詩的な難しい事は、早稲田男に聞いてください。
20年前の青春を今も享受するには、電話で歌う男と楽しんでください。

でも、君の「存在自身の庇護」についはて、やはり「最強」なのは王子様かと思います。
私も、君にとって「この人が一番君に大切な人」だと思います。
君は怒るでしょうが、王子様に比べたら、他の男はどうでいいと思います。

他にも、美術関係、車関係、その他、君には沢山の友人がいるでしょう。
彼ら・彼女らについて、私は関係無いですし知りもしませんし、正直興味が無いです。
君が、その友人達と上手く付き合っていって楽しめたら、単純にそれでいいと思います。

私の場合はというと、君に提供出来るものは…本当に何一つ有りません。
自分で振り返り、本当に何もない事に、自分でも少し驚きました。
だから、私には何も期待しないで下さい。

繰り返しになりますが、人との距離感が掴めません。
今、またそれが出てきました。なので、一旦、全てに距離を取りたいのです。
事物との関係を断つ事で、少し落ち着きを取り戻すかもしれませんし。
その方法が、正しい方法なのかは分かりませんし、正しくても間違っていても、どっちでもいいのです。

最後に凛君、病院はいかないでしょうけど、余り無理はしないで下さい。
何かあれば、王子様に頼り、周りの男どもを利用してください。

私が「何をもって回復」とするかは分かりませんが、凛君をオカズに使ったよ。ははは。
と、バカ丸出しな軽口をたたける頃には、精神も安定しているのではないかと思います。

『変身』で有名な、カフカの言葉です。
『将来に向かって歩くことは、ぼくにはできません。将来にむかってつまずくこと、これはできます。いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。』