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lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

離れゆく愛

二十代の頃、お付き合いをしている方と喧嘩をし真夜中に部屋を出た。以前お付き合いをしていた方の家までひたすら歩いた。テレビの灯りが反射している窓ガラスに小石を投げた。音に気がついた彼はカーテンを開け窓を開けた。下から見上げたわたくしの顔を嬉しそうに見てくれた。寒さで冷えた身体で玄関に入ると安堵をした。お香が立ち上る薄暗い部屋。わたくしがいた頃と変わらない部屋。喧嘩をしちゃって、出てきちゃって、どうしようもなくて、来ちゃって。いいよ、いいよ。来てくれて嬉しいよ。と、彼は言った。ジンロックを作ってもらい並んで呑んだ。どうして別れたのだろう。と、思うほどに普通に。それでも背徳感の中でわたくしがプレゼントをしたマットレスで罪の共有をした。鍛え抜かれた筋肉の重み、細い目つきで視姦をされながら。その時に思った。男性は一度別れてしまうと性欲の対象でしかないという事を。愛されたのは確かであったが。裸体が重なり合う部屋にはモーターエースが流れていた。https://youtu.be/un4o6u8VYu0