lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

繋がる

明日から夏休みかぁ。と、部屋にいると電話が鳴った。退学をした姉ちゃんからであった。住み込み旅館に勤めた姉ちゃんは開口一番に言った。明日から夏休みだべ?バイトに来い、住み込みで。断る理由もなく了承した。送迎バスに乗り旅館に着くと二階から、おい!来たか!と、相変わらずの口調で招き入れてくれた。旅館の仕事はすこぶる大変であった。姉ちゃんと他二名の女性と毎晩、川の字で寝ていたが姉ちゃんは言った。○○さんねぇ、男いるのにフロントの男の部屋に毎晩、行って朝こっそり帰ってきてんだ、言うなよ。うん。彼氏に毎晩、電話をしているのを見ていたので驚いた。その彼氏さんに会う機会があった。仲が良く見えたが彼氏さんは言った。別れたいんだよねぇ。男女の関係というのはつくづく分からないものである。○○さんは結果的に彼氏さんと別れてフロントの男性と結婚をした。何だかんだと卒業をしたわたくしは車のチームの友達と食事に行った。そこに仲良しでわたくしの彼氏と付き合った友達がいた。久しぶりの再会に大喜びをしたのも束の間、彼女の目の前にはあの○○さんの元彼氏さんがいた。お互い、えっ!と、驚いたのだが彼女も同じで何で知り合いなの!?と、言われたが説明に困りとにかく知り合い。と、流した。彼女の父親が紹介した男性こそが彼氏さんであった。