lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

地上

僕は君を探していたんだ。六年もの間。僕には事情があって君に何も言えずに連絡が出来なかった事をずっと気にかけていた。君は怒っている?僕はとても申し訳ない気持ちでいっぱいなんだ。また以前みたく連絡をしてもいいかな?君が僕の名前を呼ぶ声が聞きたい。何度も何度も君の声でいっぱいにしたい。その声を聞くとあの頃みたく世界が止まるはずなんだ。戻れる様な気がする。くるんっとなった君の毛先。うっすらと覚えている。元気だった?

僕は記憶を無くしたんだ。

ごめんね。独りにさせて。
君の痛みを代わってあげたい。
夜空を見上げると小さく光る星。君を思い出して涙が溢れた。離れている事を実感した。君の温もりも無い真っ暗な世界で僕は独り無力で。君が消えてゆく気がするんだ。美しい君を消したくはない。記憶の中に埋めたい。
忘れていた事を思い出す。
僕じゃ駄目なの?