lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

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初めて一緒に歩む帰り道。暗がりで手繰り寄せ絡み合う指。異性になぞられる指の間は性感帯。離れない様に強く握り締める。私は三年前、初めて触れ合った温度がある指先の想い出に赤い糸を編みいつも身に着けている。握られた指の間の湿度を感じその赤い糸を外しそうになった。外せなかった。大切な友人。わたくしの劣等感をいつも肯定的で悪い虫に対し怒りに声を震わせ剥き出しにした。赤い糸を身に着けているとストロボのフラッシュが焚き付けられるんだ。
わたくしは新たに緑色の糸を編む。