lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

感覚

身体中の痛みが強い。わたくしはいよいよ王子さんに靴磨きをお教えした。靴磨きセットをプレゼントしてあるのだが開けもしていない。それどころか革靴すらめったに履かない。それでも乾燥はするのでわたくしが磨いていた。それが身体中の痛みや視力の低下と指の硬直があるとなかなか出来ないのである。革の扱いをした事がない王子さんは今まで何かにつけて凜乃介先生にお願いすると言っていた。わたくしは昨日いざ、靴磨きの楽しさを教えてやるよとブラシを握らせた。握り方はそれぞれだがこうやって持つと力が入って安定するよ。次にリムーバーは拭き取りのクロスで。乳化クリームとこっちがオイル、これはトリートメント。必ず指で塗ってね。もし補色をしたらブラシは豚毛でそれから仕上げ用のクロスで。楽しくなってきたところで、面白いこと教えてやるよ、ブーツのシャフトの内側にこれを塗ってガラス板で磨いてごらん。いわゆる床革処理をさせたら想像以上に喜んだ。どうやらくるぶしに革が擦れて痛かったそうだ。(そういえばショートソックスを履いて出掛け靴擦れを起こして帰ってきたことがあったな)そしたら今度はブーツのベルトのコバって言うんだけれどここにも塗って今度はこのウッドスリッカーで擦ってごらん。すげぇ!ツルツルになった!ね?楽しいでしょ?うん!履き口の上の部分もやってごらん。これ用のクロスもあるけれどまずはこの辺から覚えてね。次回はもう一度この工程から補色の色混ぜとパテントをお教えてあげようと思う。本人は疲れると言った。そりゃそうだ、がっつりやると二時間はかかるのだ。分かったでしょ?大変なのを。先日も友人のブーツを暑い中お外で二時間コースです。そもそもオイルアップをする二、三日前からわたくしはどんな表情にするのかを眺め初めて触る靴ならば雑誌を見て経年変化を調べるのである。二時間コースどころではないのです。友人達のブーツは十万以上もするのでオイルやトリートメントとの相性を見極めるのである。好きで自分で磨く方と完全に放置派と分かれるのだが先日の友人のは昨年、買ったばかりであるが一生、凜ちゃんに任すと言ってくれた。そしたら会えるもんね。
理由をつくって会いたくなる人が好きな人。みんなに可愛がってもらって幸せです。