lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

痛み

落日の土台です。


部屋中を覆い尽くす平積みされた言葉の山をロープで結ぶ。ドアを開け真っ黒な湖を目指す。部屋の中のアルコールランプの灯火はそのままに。ロープを握り言葉の死体をゆっくりと引きずり歩く。逆算される地上の嘘が纏わりつく湿る媒体は重みを増す。ロープを左肩に掛けしっかりと握り歩く。肩に食い込むロープ。骨の痛み。握る手からは血が滴る。水の匂いがした時、後ろを振り返った。森の中の住処の小さな灯火のランプが消えかけていた。遠くまで来た気がしていた。何マイルも。退けた距離は近かった。息を枯らし辿り着いた湖面に四つん這いで口をつけた時、軋むブーツのベルトは切れた。ここで終わりだと。喉を鳴らし無理矢理に飲み込んだ、末期の水。夜の太陽が昇る。黒い影が螺旋状に近付いてくる闇夜鴉。紅く染まり出す湖に止まったままのチェリストが現れる。言葉の毒の上に仰向けになる。じっとりと汗ばんだ脳の下はデカルト。空中に浮かぶ言葉。我思う、ゆえに我あり
鳥葬の始まりである。
脳を啄んだ鴉は毒が廻り痙攣を起こした。


かなり身体が痛いのと目が見えにくく視神経の痛み。知らんよなぁ、わたくしが通信制で東京商科なんちゃらの色彩学科を学んでいたのは。

死についての文章はあまり無いんじゃない?
送っていないだけで死ぬ文章は書いていたよ。
先生。
君がビジュアル的に嫌いな飛び降りも書いていたよ。
知らないだけだよ。

喧嘩、売ってんだよ。

痛みで朦朧としていて「今の人間と居たい」