止まっている。十年以上前にパニックを発症し服薬の副作用と常用離脱から手が震える様になった。今では断薬の影響で不随意が強く首が揺れる日もある。毎日震度二ぐらいに全身が引っ張られている。それにビリビリブルブルとした激しい痛み。
初めて彫刻刀を持ったのは小学生の時の図工での版画であろう。中学生の時、美術部であったわたくしは初めて石彫に手を出した。本当に未知数であった。美術の先生にも教えてもらってはいない。スケッチブックに絵を描いていた上ではなく立体物なのである。何面取りもしないとならない。初めてであったが賞を頂いた。その時、石膏を接いでいたので後に歯科助手の石膏接ぎには役に立った。初めての歯科助手の時、入れ歯の型に空気が入り院長に罵られた。二回目からはミスはなかった。母の難病に悩みわたくしは熱が下がらず鼻血を出しながら止められ退職をしたのだがその後に会った院長御夫妻に母は亡くなりました。仕事を辞めてまで一緒に居れたのは間違いじゃなかったです。と言った。奥さんにも合っている職業だと言われわたくしもそう感じた歯科助手。それが加速し若干潔癖になってしまった。元々潔癖はあるのだが。高校生の頃に行っていたラヴホテルのお風呂場、わたくしは高校生の時に住み込み旅館でアルバイトをしていたのだがこんなにも不衛生なのかと。
色々と後遺症はあるがわたくしのウッドカービング。止まっているが羽根っすわ。
