lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

乖離

天井が低い閉鎖的な部屋でいつも一緒に居た。引き離された二人は別の道を歩いた。僕は思った。当たり前に一緒に居た世界から引き離された。僕が悪かった。君は強い人間だと思っていた。ただ、盲点であった。自分のクリエイションに精一杯で君が、泣かない君が、僕の為に頭を下げ周囲に謝ったと。僕のミスはわたくしのミスですと。座っている事もつらい彼女が僕の為に歩き車で走った。昨夜、何となく彼女のエネルギーを感じた。お互い小さな一輪の花であった。僕は猛毒を持ち君は泥の中でしか色づけない。引き離された。僕のクリエイションに触れた君は染められる。僕ではない男に。