lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

導き

空に浮かぶ沢山の気球の合間を風船にぶら下がり回遊する。入道雲の切れ間から大きな帆船が現れる。君は縦帆を大きく広げ私は帆を目指す。掴んでいた風船の糸を離すと色とりどりな風船は大空に舞い私はなびく帆に舞い降りる。大きな地図の上で抱き合い帆布に描いた未来に火を放つ。燃え上がる炎、崩れ落ちる未来。焼け落ちる夢の火花が遺す天の川。二人は流れ光の過去で照らし逢う。ただ静かに。