lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

食器

わたくしは陶器が好きである。焼き物と呼んでいるが住み込み旅館でアルバイトをしていた時のお肉やお魚料理も焼き物と呼ぶ。母方の祖父の兄が石川県片山津で呉服屋を営みもう一人の兄は新聞記者にして日本画家であった。そんな祖父は焼き物が好きで自宅の二階の天井は舟形天井、囲炉裏、焼き物が並んでいた。和のテイスト。母さん(祖母)も焼き物が好きで一緒によく見に行っていた。小学生の時に祖父にお茶碗を選んだらとても喜ばれた。わたくしの母は一時期、片山津の呉服屋に勤めていたので着物の見立ては良い、そして陶芸のセンスがあった。この時に勝手に免許を取得し事故を起こしてから免許の更新をする事はなかったそうだ。破天荒っすからね。父方の祖父の兄弟もわりと文系、美術系が多くイギリスの商社に勤めていた祖父の弟さんからイギリス製品をプレゼントされていた。この方はシェークスピアが好きでそれについての考察を自費出版している。もう一人の弟さんはイタリアが大好きで頻繁に行っている。祖母は生け花やお抹茶を立てる。わたくしはそのDNAを完全に持っていると思う。そこに触れて育ったという後付けもあるが。拙宅の陶器はフランスやイタリア製品にアメリカンヴィンテージ、和食器は好きな織部がほとんどである。他はアンソロポロジーイッタラボヘミアクリスタル。カトラリーはイタリア製のエメ。茶の間にコールマンのピンクのスチベルが置いてあったりバブアーのジャケットがかかっていたりペンドルトンのブランケットがソファーに掛けられていたり、アイロンやポットはドイツ製であったりと好きな物に囲まれている。話はそれたが陶器が良いと二割増しで美味しく見えるというがこちらだって頑張れるわけで。そこはいちいちお洒落と言われるお洒落番長の意地でもありますからね。余談ですがオーナーに、今日、お洒落だな。と言われた日には一人で美術館に行っていた帰りであります。デザイナーは、女性が一人で美術館に行くのは道路を歩いているより五割増しでいいですよ!と誉めてくれた。先日わりと無理をして陶器祭りに行ってきた。お抹茶椀が二つあり、やー、これいいなぁ。値段を見たら一万五千円。隣のは三千五百円。こんなんゼロいっこ間違えて買う人いるんじゃね?と諦めました。王子さんも少し焼き物に興味があるのか食器を選んで使うようになってきた。ので!わたくしは節約に節約を重ね買いましたよ、緑織部の大皿を一枚。お誕生日はまだですがわたくしいつどうなるか分からない身体なのでね。今も凄まじい全身不随意の痛みと熱がね。汗をかくとお布団に入りたくないのですよ。お布団のクリーニング代もかかるので。代わりに使う体圧分散のお布団だと不随意で跳ね返りがキツくてね。骨盤の床擦れをかばっていたら肩なんてうっ血をしております。なまじいてぇの。お昼は少し弱かったので眼鏡屋さんに出かけたのだが。明日、指が動いたらまた独り言を書こう。その前に目が見えるかな。