lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

private power

彦星さんが迎えに来てくれた。わたくしは毎年、彦星を探しに歩く。昨年は逢えなかった。一昨年の彦星はオーナー。今年の彦星は君。嬉しかったよ。一枚一枚、消さないといけない。忙しいのに手間をかけちゃって、また我が儘な事をしちゃって、また謝らないと。と、思って。馬鹿でね。
セダンでミルキーウェイを走る。ずっと一緒だったのかもしれない。ワイヤーのアルミは火花を出す。運転中の君に抱きつく。生まれ変わったら今度は青空の下を走ろ?君の助手席はわたくしの指定席。パニック症があるから乗れるかな?誰の指図も受けないで。また二人だけの世界で、ただ一緒に。少しだけの。
口を尖らせる。と、言われ気がつかなかった。そんな顔を見せられる仲だったんだね。甘えちゃって。嫌われる為に嫌な事をいっぱい言ってごめんね。そうでもしないと駄目になるから離れたんだよ。
又いつか、迎えに来て。
何色の短冊に記そうか。
君の笑顔の色彩しか残っていないよ。