三歳ぐらいで味覚が定着する。わたくしの母さんはなめこのお味噌汁に絹ごし豆腐とねぎであった。一昨年の断水生活の時にインスタントのお味噌汁生活が始まった。それまでインスタントのお味噌汁をあまり食した事がなく王子さんが一人暮らしの時にお味噌がなくインスタントのお味噌汁があったのでそれを出した。これが笑い話で作ったと言ってもお湯を注ぐだけなのだがわたくしもいざ実食、インスタントって薄いんだねー？すると王子さんに、りんのすけぇ、味噌入れた？ええっ!?わたくしお味噌汁の具を二つ入れておりました。具のお湯割りである愚の骨頂。分からないのですよ、ろくにインスタントを使った事がないのでインスタント袋麺のラーメンとかも何だか丼にスープを入れるのや麺と一緒にスープを入れるのとか。はなっから覚える気がない時のわたくしのシャットダウンさね。一昨年なめこのお味噌汁にえらく感動した。乾燥していないなめこにわかめと玉ねぎ、インスタントですよ？なめこと玉ねぎとの相性に感動し友人に伝えた。僕も食べた事ありますよ、美味しいですよね。わたくしはなめこのお味噌汁の時にお豆腐とねぎ、大根と油揚げ、ふのりやえのき。玉ねぎのお味噌汁の時には落とし卵とわかめ。なめこと玉ねぎは盲点であった。ちなみにわたくしは信州の麦味噌を使用。そして断水生活の時に冷凍食品のお惣菜を食しこれまた感動した。冷凍食品のクオリティの高さ。そして行きつけのショップのオーナーに冷凍食品って凄いんだね！びっくりした！今の冷食ってレベル高いんすよ、僕も何か食べた時にビビりましたわ、そこら辺の店で食べてる様なもんっすよ。や、本当だね！とわたくしはインスタントのお味噌汁と冷凍食品について熱く語りオーナーは冷凍室の温度について語った。この感動と興奮を王子さんに伝えると開口一番！知ってるよ。←秒速！何、何？この温度差！友人やオーナーとはこれらの話題で一時間は語り合うのですよ？それもそうですよね、王子さんはお弁当を持って行くので知っているのですよ、インスタントのお味噌汁を。買ってきていたわたくしが食した事がないというだけで。王子さんの前の彼女さんは冷凍食品のおかずをお弁当に詰めてくれていたらしく知っているのですよ、冷凍食品のクオリティも。世の中は進んでいるのですね。痛みに堪えながら寝たきりのわたくしは知らない事が多すぎる。なめこのお味噌汁と冷凍食品だけでこんなにも壮大なドラマが繰り広げられ。そしてこの話は昨日今日ではなく一昨年である。想像してごらん、わたくしがショップに遊びに行き、目をキラッキラさせインスタント食品と冷凍食品の話を嬉しそうに話すのである、駆け寄りますからね、食品の驚きと感動に。食べ物に感謝ですね。
