いつだったかテレビの番組表を観ていたら深夜ドラマ グッド・バイとあった。もしかして？と、番組内容をざっと読むとやはり太宰治 原作の作品であった。王子さんに観せてみるかな。録画をし王子さんに太宰原作のドラマだから良かったら観てみて。後日ヘッドホンをしながら王子さんが観ていたのでわたくしに内容音声は聞こえなかったのだがちらっと観ると男女が月を眺めていた。観終えた王子さんに聞いてみた。月が綺麗ですね、って台詞なかった？あった！月が綺麗ですねって、あなたのことが好きですよ。って意味なんだよ。へぇ！だからか！←これにて会話終了、グッド・バイ。会話存続委員会があるのならばわたくしは迷わず異議申し立てをするであろう。
十代の頃、深夜に部屋の電話が鳴った。出てみると友人からであった。眠れなくて…どした？声が聞きたくて電話した。←直球！わたくしはカーテンを開け月が綺麗だよ？そっちでも見える？うん見えるよ、月の下に光ってる星あんね、凜ちゃん見える？うん、見えるよ。静かな夜だった。受話器越しに、凜ちゃんおやすみのチュウは？チュッ。俺からもチュッ。お返しにチュッ。わたくしの友人達はメールに景色の写真を送ってくれる方が多い。俺の好きな場所、季節的に住んでいる景色の写真を共有させてくれる。例えば友人が月を見て、綺麗だなぁ…そういえば月が綺麗ですね、って、あなたのことが好きですよ。って意味なんだよ？って凜ちゃんが教えてくれたな…いっや！惚れてまうやろ！こういった何気ない会話からのロマンチックって素敵じゃないですか。次の日オジサン達お仕事ガンバリますよ？わたくしの友人達は俺のこと好きでしょ。凜ちゃん俺のこと好きなの。とイタズラに言うタイプで、俺のこと好き？と、女々しく確認作業をする男性は少なくわたくしから切り捨てる。わたくしに確認をするという事は端っから相性が悪い。太宰と違い男気溢れる友人達は無償の友情でいてくれる。友人達の間で解らない事があると、凜っちゃんなら判るし、出来るわ。やー、身体、調子悪くなかったら凜ちゃん何でも知ってんのに。して、凜ちゃんにやってもらいたいわ。こんなにも必要とされありがたい中、王子さんのドラマの台詞の感想は、へぇ！だからか！ですよ、一言二言か！と、思いますよね？先日、酔っぱらっている王子さんの会話のお相手をしていました。わたくし不随意で喋るのにも麻痺があるのですが何度も王子さんが色について言うのですよ。王子さんの家と言えども彼はわたくしの色彩の中で生活をしているわけです。わたくしの世界観の中で。仕事柄、付き合い当時に聞かれた事がありました。ソリッドってどういう意味？サッカーと呑み会でほぼ家に居ない王子さんですが何かしらわたくしの興味にアンテナを立てていてくれるのであれば優しい人です。そんな王子さんが七年間の10番のユニフォームを脱ぎました。後輩にやった、呑み会ん時にみんなに言って。ミドル辞めたの？ミドル続けるよ。
終わらないね…。笑。
グッド・ライフ。
