2019-04-19 サイレンス 君が居ない春。三度目を迎えた。見上げた空は薄く青く遠く桜の薄い色がぼやけ見えた。僕は何時も君を泣かせそれでも僕に寄り添った。地平線の青が記憶の底でそっと桜色に反転をする。温かい記憶がわたくしを台無しにする。奪われてきたわたくしは取り返しの付かない過ちを犯す。 愛されていなかったから。