lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

亡くす声

冬に離れて冬に再会をした。君が冬の文章を書かなくなったのは僕のせい。周囲から君達はお互いを支え合っている様に見えた。そうだったと思う。いつも僕に会いに来てくれたから今度は僕が会いに行くと言ったのにそれでも君は会いに来た。石鹸箱の中で微笑み過去に釦を縫い付けた。未来に糸を編み髪を結わいた。リヴォルヴァーで撃ち合い季節が過ぎた。僕が深い闇に引き戻される時、深海から君は僕を連れ戻した。君が堕ちる時、あのフィルムを持って一緒に沈めばいい。