情

昨年、絶縁をした親友の事が頭を掠めた。これは昨日わたくしの身体中の痛みが尋常ではなかったのも関係している。何故ならばお互いの身体状況がリンクするからである。不思議な関係で以前、様々な見地から調べてみると人の運命数が同じであった。これは大変珍しくまるでドッペルベンガーである。同じ目つきをしていると言われた事もあった。親友が熱を出していると遠く離れたわたくしに汗の匂いが届く双子の様な関係。だからこそ仲違いになり離れた。共依存の時期があった。別れた女の名前が君と同じ名前だった。数年前、紹介で出逢った友人がいる。この友人とも同じ目つきをしていると言われた。そしてこの友人が親友との喧嘩の発端となった。わたくしを巻き込むなと。わたくしの意思での断薬であり友人は関係ないと言ったが断薬仲間で友情があるのは明確だと言われた。確かにわたくしは友人に言った。一緒に耐えよ？この友人とも言葉が無くても解り合っていた。思考も趣向も似ており紹介をしてくれた方が凜ちゃんに合うと思うよって言っていたんだよ。と、言うと、見事に合いましたね、引き寄せの法則ですよ。と、言ってくれた。出逢う前から同じ状況下にあったのもある。一年ぶりにお会いした時、わたくしは遠慮がちに抱きつき名前を呼んだ。懐かしさからなのか友人は一瞬、目に涙を浮かべた。わたくしは孤独の色を教えてもらった。俺には友人は君しかいない。と、言った親友は支えが無くなった今、どうしているのであろうか。