心機一転、お薬手帳となる新しいノートが届いた。四年ぶりの通院、令和一発目の薬がサインバルタとジアゼパムといった末恐ろしいツートップ。服薬はしていないが。当初、黒い表紙に青い花が描かれている物と迷った。おばさんにはシックでよろしいかと。廃版の表紙で限定販売、これには迷った。全種類、集める強者も居るのだ。ただ集めたところで手が震えるので字なんかは書けないのだが明るい色の方が良くない？秋冬なら青い花は体感的に寒くない？決め手となったのがリングの色。黒い表紙の物は黒いリング。今回、選んだ物は真鍮カラー。10代の頃、点描画で描いた事がある気球も何かの縁である。ただ気になるのが厚みである。2センチもある。これにお薬説明書を貼っていくとしまいには辞典ぐらいな厚みになるのではいかと。その分リングは大きいので開きやすいが一生分である。飽きない？重たいぞ！病気をしないわたくしが悪化する離脱症状から通院となり元気な王子さんも痛風で通院、日々プリン体との闘いである。お酒好きのお互いが呑めもしないという。以前、使っていたマリーちゃんのお薬手帳は当時、持ち歩いていたバッグにしまった。そのバッグですら見たくもなく売ろうかと思いながらも一泊旅行には使いやすいサイズなので取って置いてあるが。友人にノートを見せたいがなかなか会えない。きっと言うよ、凜ちゃんらしい色柄だと。病院までの道順を考えながら買い物に行けたら行く道順と買う物を頭に叩き込んでいる。それでも痛みが強くなると忘れちゃうんだけれどね。苦しい減断薬を四年もしてきた根性ね。半端ねぇよ。やだねー、ヤクザ家系に育つと極端で。
