lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

疼く左薬指

先月から左指の薬指に違和感がある。断薬から左指と小指に対する刃物恐怖症が強い。わたくしの場合これは指が滑り包丁で切ってしまった事があるのだがサポートグループのメンバーさんも多数発症をしている。何かしらの脳内からくる精神的なアップレギュレーションにより恐怖症に煽られるのかもしれない。メンバーさん達は包丁すら持てない。わたくしはカッターナイフを使ったり裁断や料理は大丈夫なのだが料理番組の時の包丁捌きを観るのが未だに震える。断薬初期に映画るろうに剣心 京都大火編を観た。わたくしにありがちなショック療法である。刀捌きは地獄であり時に恐怖に心拍数は上がり目を強く瞑り左指先を強く押さえた。スパッと切れた時の感覚と痛みも蘇りまるで黄泉の国。わたくしの両親も祖母も曾祖母も何なら祖父の愛人も料理人であった。小学生の頃から店で包丁を持ち手伝って来たわたくしが。それが先週あたりから左指に付けていた指輪の感覚が残り親指で落としていないか触る癖がある。王子さんとお付き合いをしてから買って貰ったものなのだが2016年2月に石を落とした。この頃からパニック症の断薬中なりに少しずつ運転をし距離を伸ばし9年ぶりにアクセサリーショップに1人で行った。わたくしはパワーストーンの効果は信じないのだが石を落とした時の自分の身代わりというのは一理あるのかな、と掠める。18歳だったか石が付いたネックレスごと落とした。その時、職場でお父さんと呼んでいた管理人室の管理人さんに、お姉ちゃん、身代わりだから助かったんだよ。と言われた。お父さんは元自衛官のお偉いさんで説得力があった。場内から不発弾が見つかった時にもお父さんが不発弾処理の指揮をした。現にわたくしは胃痙攣や子宮に水が溜まり死ぬところでしたよ!と病院で怒られた。仕事を掛け持ちし覚え支払いに精一杯であった。そして数ヶ月後ネックレスが見つかった。お父さんが見つけて来た。王子さんがくれた指輪は一気断薬で少しだけ無理をしながら出かけていたわたくしの身代わりであったのかもしれない。2度も石を落としそれから指輪を外した。王子さんがくれたピアスの石ですら片耳をピアスごと落としている。友人と初めて出会った時にネックレスを選んだ。友人は御守りの様に大切に身に付けていたが石を落とした。暫く見つからなかったがわたくしが久しぶりに電話をした時、石が見つかった。あの時の興奮は凄かった。石ってねぇ?身代わりなんだよ?と話しをすると現に怪我をして助かっていたと。石って結局、水分や温度に左右されてしまうから起こるだけなのだが。小学生の時に観た映画マニトウや白塗りの土人を観た作品。所謂シャーマニズに懐疑心があったが江戸川乱歩と寺山美学の魑魅魍魎とした怪談や歌舞伎に嵌まり込む。後にわたくしは巫女のバイトをした輪廻転生。この指先の刃物恐怖に対する痛みは虚構なのかもしれない。