lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

露呈

呼ばれている気がした。18時、急いで出て行った。夜道は目が見えにくいが車を飛ばした。一度は愛してくれた人間だ。
暗い部屋で2人トースターでピザが焼けるのを眺めた。DVDを観て大笑いをした。
春、お誕生日会で靴磨きセットをプレゼントをするとわたくしが好きなインディアンチックのコースターを何枚もくれた。
タイヤ交換の際、ナットが廻らなくて呼んだら直ぐに来てくれた。わたくしの母が亡くなった後だった。それを聞き驚きながらも優しくしてくれた。
夏、バーベに呼んだら後日DVDをプレゼントしてくれた。サッカーもした。
秋、部屋に遊びに行った。車を置く関係上、玄関からではなくベランダから入って行った、いつもどおり。
お正月、料理を何度も何度もおかわりをしてくれた。

昨日、君の会社に電話をした。状況は悪いと言われたが会社の人間も個人情報的に濁されたが違った。集中治療室に居ても外から会えると思っていた、甘かった。入院病棟への面会は家族のみ。鍵がないとエレベーターすら上がれないと。終わった。鍵を持っているのは君の弟さん。接点が無い。友人は最期まで孤独を通すのか、関係があったわたくし達の気持ちはどうなる?卑怯だ。そんなの美学でも何でも無い、単なるあなた達家族の逃げだよ。
後悔をしたくはなくて走った、見えにくい夜道を。
もう、会えないね。みんなには知らせたよ、りんが。心配しなくていい。泣きながら電話をくれた君、それぐらい素直になりな。
悔しいわ。