lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

好みにお作りした

パンが好きである。パンが好きな人間は唾液の分泌量が多いといったデータがある。10年前から1日1食のわたくしはめっきりパンを食べる機会が無くなったのと軽めのグルテンフリー派である。4年前から少しずつ距離を延ばしながら1人で買い物へ行くリハビリをしてきた。パニック症による広場恐怖症に嘔吐恐怖症。待ち時間や慣れない場所と馴れない人間に対し急に発作を起こしていた。4年前に知り合った方と週2~3回、会いに行く際、差し入れとしてパンを買って行った。初めての差し入れの時に凄く喜んでくれそれからわたくしは会いに行く際あちこちのパン屋さんを巡った。お腹が空いている友人には有り難く慣れない場所へ乗り込むわたくしにはリハビリにもなっていた。夕食はお米を食べたいので王子さんがサッカーから帰宅後の晩酌の際用にたまにお土産としてサンドやピザを買って帰っていた。サッカーで帰宅が遅い日にわたくしは友人や行きつけのショップに遊びに行っていた。中でも思い出深いサブウェイが閉店をした。ショップのオーナーや友人が美味しく食べてくれ友人に至っては初めて食べたと言った。閉店を知りわたくしはショックを受けた。出かけられない今でもサブウェイのメニュー表を眺めながらパンの種類を選びトッピングを選び野菜の量やドレッシングの量をシュミレーションをする日があった。ショックで放心状態のわたくしはメニュー表のファイルを王子さんに見せ、見て下さい!テイクアウト用のこのファイル!1頁目がサブウェイなんですよ!分かります!?パンを選び!トッピングを選び!お野菜の量とドレッシングの量のシュミレーションをして!半分に切りますか?はい、お願いします。って!わたくしの楽しみのサブウェイが!と、最早、涙目です。そう言うと王子さんは残り1個のみかんをわたくしに差し出し、半分に切りますか。笑?いらない!わたくしには思い出があるのだ、行きつけのショップのオーナーや友人への差し入れとしての。運転をし買い物をするといった行為が困難だったわたくしがショップで友人達にパンを振る舞い居た空間の思い出が。2017年、突然友人と会えなくなり買い物に出かけるとパンの匂いに涙が溢れ出した。いつもならパンを選んでいる時、友人はわたくしが来るのを待っていた。後ろ髪が引かれる思いに振り返った。必ず生きていると。死後の世界はあってそこで又、みんなと楽しく居られるのですよ、僕はそう思います。又、出逢える?出逢えますよ、きっと、いや、確実に。たまに映画サブウェイパニックでも観たいね、何の脈略も無いが。