lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

断薬五年目

全身不随意にビリビリブルブルとした肉の痛みと骨の痛みが強く両手親指の第二関節が動かしにくく箸が使いにくい。目の痛みも変わらずむしろ全体的に悪化をしている。脳や頭皮、顔面もビリビリとしているせいか髪の毛や睫毛が抜けやすくなった。最近では減断薬当初に出現していた幻触があり顔面や腕等に蜘蛛の巣か髪の毛が絡み付く感覚がある。地べたに座っていても身体のバランスが取れなく片膝で支えるとビリビリとしている足裏に重心がかかり足裏も痛む。左後頭部、背骨、左顎、左肩、左肋骨、足の指の骨が痛い。突然、首や肩の筋肉の収縮が起こる。内臓も同様に常に腸が激しく動く日はずっとお腹が鳴っており空気が溜まり苦しい。良くなっている事は何かと考えた。二月以降、熱が出ていないぐらいで痛みが強いと未だに吐き気も出る。記憶力の低下もあり出かけられたとしても一軒目にどこに行ったのかも忘れ話しをしていた事さえも忘れてしまうので思い出す様にし行った場所は買った物を見てメモをしている。老人が古い記憶はあるのに目先の記憶が消えてしまうのと同様にそれを分かっているだけに辛く惨めな気分になる。友人に物を送る際も梱包をした記憶や窓口に行った記憶も曖昧になる。それなのにパニックだった頃の記憶は消えない。フラッシュバックは無いが痛みに疲れているせいか脳内爆発音が頻繁に起き先日は夢のボリュームも大きく聞きたくはない吐瀉音であったので夢の中でテレビのボリュームを上げ凄まじい音に内耳が滲みる痛みが起こった。日常生活では動線を熟考しながら洗濯物を畳んだら次にこうして時間になったら台所に行きこうする。無駄に動くと足裏が痛むので考えながら横臥をしている。横臥をしていても身体が引っ張られているので痛みに耐えている。会話の中でこれは憶えている?と聞かれ憶えていないと辛いが記憶を上書きしている。出産後の痛みを忘れるのと同じで痛みにフォーカスをし痛み以外を忘れてしまうのだと思っている。この様な状態でもわたくしはむしろ記憶力は良い方だと友人に言われる。それは元々、記憶力が良かったからなのかもしれない。そうだとすると記憶は戻る計算になる。自分の中で思い出したくはない事が瘡蓋になっていてとてつもない膿が残っているのは確かでその傷は癒えないがそこに固執をすると他人の人生になってしまうので自分は必ず寛解してゆくのだと日々、思っている。断薬五年、今年も桜を見ていない。

https://youtu.be/ijfkZBmYsAc