検温

王子さんのサッカーリーグ戦が始まるにあたり2週間前から起床時の検温が義務付けられている。今日の試合は午前10時からなのだが検温の関係もあり8時半集合。当日現地での検温方法が明確ではなかったので王子さんはマイ体温計を持って行った様であった。帰宅後、夜にもサッカーがあったのだが流石に行かないで家でゆっくりすると。検温ってどんな感じだった？と聞くと、おでこで測るやつ、チームで買ったんだって。俺の時はチームの代表が一発目に測って、おう、大丈夫だな。M！検温係な！ってMちゃんが係になってさ。笑。サッカーメイトでお馴染み問題児のMちゃんである。まずA氏のおでこ幅間隔10㎝からスタート。ピッ。消えましたね、とMちゃん。再度検温、ピッ。駄目ですね。ピッ。A氏は言った。M、近くないか？ピッ。消えましたね。ピッ。最早おでこに接触スレッスレ。M、近くないか？ピッ。この繰り返しの動作に代表登場。M！ここ！2回押せって言ったよな!?Mちゃん不適にふふふ。ピッ、あ！測れました！1人頭5分は経過。次に遅刻をして来たB氏。あっ！検温表！忘れた！車の中に！検温係のMちゃんは言った。用紙ありますよ！サッカーメイト全員が検温係Mを振り切り車に取りに行った方が早い！ すかさずMちゃんの攻防！用紙ありますよ！職務を全うしたい使命感である。でこに段々と近付き検温をするMちゃんの動作を聞きわたくしは思い出した。前職以前は長年レジをしていたのだ。バーコードの感覚なのではないのかと思った。それにしてもおっさんが体温計を持ちそのおっさんの手が眼前にあるストレスといったら。

M、近くないか？両者がずっと向き合い立ちっぱなし。他のチームから見たら、あれ何してんの!?ふざけてた状況である。休憩中、50代シニアチームの方が王子さんの横に座り言ったそうだ。自己管理が悪くすみません、痛風になりました。痛風が多いチームではあるが今日は勝ったみたい。コントのセオリーみたいなチームに居るがぶっ飛んだ性格のわたくしと長年居る王子さんもその環境に慣れている。久しぶりにあいつ来たよ、アメ車で。ローンが組めないから一括でって言ったら皆びっくりしていた。それ以上の国産車を王子さんのクリスマスプレゼントに納車をした。行きつけのショップのオーナーのタトゥーを酔っ払って聞いてきた王子さん。指だけではないよ、肩と胸だね。楽しかったのか夕方呑みで喋る、喋る。明日は王子さんの弟が精密検査で1人で大丈夫なのかが心配なのとわたくしの眼鏡のレンズ交換が出来上がるのだが今日程の全身の痛みであれば行けないね。