lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

父性や母性、生活をしてゆく同胞に対し生とは死によって切り離される。食育というしきたりがテーマの様な気がした。主人公の二人は次第に弱り食物を口に運ばなくなる。ヒトや動物に死期が訪れる時、身体は飢餓状態を作るからである。そうすると痛みを感じなくなり安らかに最期を迎える。とすれば二人共々、死を迎えてもおかしくはない状況であった。伴侶を失い孤独死だってあるのである。他者を生かす場合、自己の生き甲斐という承認欲求の中に居る。欺瞞だと考えれば他者より自分が劣等をしている結論だと納得をせざる終えない。不明確な人間に振り回され時に死を与える。死を与えられた人間は正当だと考える。何故ならば出来ない人間に対しコインを渡し結果的にペナルティーを課す表裏一体。

解るかい?コインを渡された人間は本来、何も悪くはない。

ギリギリまで人を信じたから。