離脱症状に悪夢を見るといものがある。減断薬当初は心拍数が上がる程の夢を見ていた。今朝もそうであった。夢を見ながら疑問視しつつこの過程が助長されれば欲求不満なのだと分析をしていた。何故ならばわたくしは明晰夢で事柄を整理し再構築をするタイプの人間であり現象を書き出し分析する事もできる。物事にはメタファーがあるのである。全身不随意や疼痛の痛みに到底、書き出す事は困難であったので気になった物を夢診断で調べてみた。夢に出てきた電子機器があるのだがわたくしの所持品は黒い、それが夢の中では赤であった。本によると抑圧を意味するのだがピンポイントで赤色を示しかなり感情を抑圧されているとあった。次に出てきた物は自分自身でもかなり量が出てくるなと感じていた。これは強い憤りを感じており量があればある程それぐらい他人には理解をしてもらえないといった強い憤りだとあった。20007年11月パニック発症から現在に至るまで制約をされた生活を送っている、更には痛みが激しくなる一方なのだから無理はない。王子さんの知的障害がある兄弟や自分の家庭の事で先日、遂にはパンクをしてしまったのだ。ノイローゼになると感じた。ただわたくしの場合、物語を書いていた頃が救いであったのかもしれない。それは作中で生かすも殺す事も出来るからである。ボーダーな人間ではないにしろ友人に、一行目からテンポがあり攻撃的な速度があると言われた。そしてよく酩酊状態で書けると。夢の中かトランス状態とまではいかないにしろわたくしにはそれぐらいのノリがちょうど良いのである。日常で書くのはかなり疲弊をする。なので困った事に呑まないと書けないのである。当たり前だが現実主義者なので抑圧や憤りが強いのだと思う。物語には義手や片目、タイトルに道化師とあるが実体験を元に書いてある。日常から切り離れた世界の様に聞こえるがそういった環境下に育った。石鹸箱の中で遊ぶシーンでは本当に二人で石鹸箱という香りの小さな空間で遊んだ。後にこの友人はキッチンキャビネットの中で遊んだ様な事を書いている。気球や帆布船に乗り旅もした。風見鶏やレコード盤を屋根に付け音楽も一緒に聴いた。狼や野犬に襲われそうな時には歯で捻開けたウイスキーボトルで火を放った。シラフの状態で何かのワードを出してもらえれば書けるのかもしれないが記憶障害があり言葉が上手く浮かばず両手親指の第二関節が動かしにくいので文字を打つテンションも低い。書いたら少しはストレスの発散になるのだが。喜怒哀楽を失っても人間は怒りの感情だけは残るという。これは出生後の初めの怒りが関係しており後の鬱病の発症にも関係している。悔しい体験からの成功報酬の恩恵を受けた時と傷を負った時の成功報酬は必ずしも±0ではない。自らを卑下すれば高見になる。如何に自分の能力と設定値がバランス化されるかの現象を考察すると、求めない。これに尽きる。しかしながら抑圧や憤りは他者から与えられる事案であり孤独とは違ったベクトルなのかもしれない。