本の存在は知っていたのだが見たら絶対的に万年筆が欲しくなる→筆記具は握りにくい→文字も書けないと負のスパイラルに陥るので敢えて触れてはいなかったのだがこの度、断薬記念にガラスペンとインクの購入前から調べ思っていた。インクの種類と色の名称が分からないと。中古本があったので注文。表紙を開くと蛇腹で4頁の色分布表が両面700色。色んな意味で細かい…。そうなるとマンセルが頭をよぎり色彩学の教科書と色見本帳、配色事典と睨めっこ。普段、光が眩しく薄暗い部屋で横臥をしながら身体の痛みに苦しんでいるのだが少しだけ座っていられたのと色彩の世界に微笑み溺れた。そしてふと、クラフト染料ならば何ていう名称だろう？と色カタログを見比べながらインク本を読んでいると、みんなの色見本帳の紹介があり出先で持っているインク色の確認の為に手帳リフィル等があったのだがここで舞い降りたのが紙である。このインクにはこの○○紙がオススメです。先日から毎日は無理なのだが紙についての勉強をしていたので特殊ペーパー名でも分かるのだ。分かるぞ、覚えているぞ。遅かれ早かれ紙については学ばなければならなかった予定調和。インクには興味深い種類があった。その名もギターインク。ギブソンのレスポールをモチーフにしたインク。知らなかった。わたくしのギターはフェンダーのストラト。早速、王子さんにこれ知っとるとぉ？ギターインク。王子さんは知らなぁい。と食いついた。王子さんのギターはギブソンのレスポール。直ぐ様ネットを見ていた程である。そしてインクってどんな万年筆でも使えるの？と聞いてきたので基本的には同じメーカーが推奨なんだけれどインクの色によっては鉄分とかが含まれていたらペン先が錆びるんだ。吸入式の図解を見、これはクルクル廻したらインクが入るの？うん、カートリッジタイプもあるけれど吸入式のコンバーターで以前わたくしの祖母に万年筆を奪われ壊されちゃったじゃん？これでどれくらい書けるの？方眼セクションで書くわたくしはB5で半分位だね。そうなるから2本持ち。んで気圧で漏れるから飛行機に乗る時にはコンバーター内を空か満タンが厳守なんだ。でもね？そんな二律背反的なら飛行機に万年筆は乗せない方がいいよ。笑。
んで結局インクよりも万年筆が欲しくなった。不随意やら何やらでわたくしは筆記具が使えないので興味を持った王子さんに万年筆を。せやけど毎日、文字を書く人間ではない。わたくしが先立った想定でかぎ針と筆記具をクリスマスプレゼントとし教えてあげなければいけない事が沢山ある。
