lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

小さいデコトラ

午前中、突然ドンッ!といった音が鳴った。何!?何!?何!?近所の工事がまぁた始まったのかぁ?数日間わたくしは快適に眠っていたというのに。現場作業が早いのは分かっている。その現場の就業時間より早くやらないとならない作業があるので重機も来る。王子さんですら音に起こされていた。ドンッ!ドンッ!ドンドコドン!ん?ピーヒャラと始まり、あぁ、秋祭りか。とは言え猛暑である。てか、久し振りに聴いたな。数年やっていなかったと思う。そしてある年の秋祭りを思い出した。二十年以上も前わたくしはお昼休憩に自宅へ戻っていた。すると祭り囃のメロディーが聴こえてくるのだが何やら聴こえの速度が速い。祖母と慌てて窓の外を見ると軽トラの荷台に積まれた子ども御輿が国道を法定速度で走り去って行った。なので祖父は立ち上がったが間に合わず見落とした。その御神輿はお昼休憩に神社に戻るところであったらしい。わたくしは短時間のそうしてお昼休憩を終え職場へ。パートさん達がお昼寝からD型から外へ出て来て事務所からは親方達が。するとあのメロディーがまぁまぁな速さで近付いて来た。聴こえて来たと思ったら荷台に子ども御輿を積んだ軽トラが走り去って行った。親方が、そんなんしてまでやるぅ?笑。あんなもん誰も見えへんでぇ。笑。峠下で民家も国道から離れポツリポツリとしか無い分譲型の会社。印旛の酒々井が日本での本社である。ヘアバンド代わりにタオルでハチマキ、白Tニッカのわたくしが言った。今のは小さいデコトラなんだよ。ウヒョヒョヒョヒョ!親方の脳内で小さいデコトラというワードが何かと反応しゲラゲラと涙目で従業員には小さい親方と呼ばれていたわたくしの出で立ちがトラック運ちゃんである。ガハハッ!と何かにキマッテいた。ハチマキに茶色いメガネであったのならば談志師匠と言われていたかもしれない。お祭り騒ぎに大笑いである。狂喜だわ。するとパートさんの一人が、うちの旦那、手伝いに行ってるんだ、弁当が当たるからって。←色々と可笑しい。さ、現場に行きましょか。なんて段取りをしていたら又メロディーが猛スピードで帰って行った。パートさん達、一同全員が秒速で右を見て左を向いて御神輿というよりは軽トラを見つめた。あの日も暑かったんだよ。