lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

ブラックフォーマル

先月ふと、葬祭の際のマスクって何色が良いのだろうかと検索をしやはり黒色なのかなぁ?とブラジャーっぽく見えない様なレースマスクを眺めていた。そしてトーク帽が欲しいなぁ。と思ったが葬祭に行ける身体状態でもなくただちらっと検索をしていた。それからエリザベス女王がお亡くなりになりブラックフォーマルファッションが話題になった。イギリスの歴史物はとても重厚感があり人々が美しい国葬であった。歴史的建造物が多い国はエアコンが無い。壁に穴を開けてはいけないから。ニュースを観ているとこんなトーク帽がいいなぁ。と観ながらも日本では販売されていないのでは?と思ったらブランド品であった。オーダーメイドかもしれないが。パールも流行っており日本では派手かもしれない装飾品に日本の喪服スタイルも変わってくるかもしれないとファッション辞典を片手にコーディネートのお勉強をした。わたくしのフォーマルファッションはパンツだったのだが父を車椅子に乗せたり座りが浅いと上体を持ち上げたりするのに脚を開くのでそれが気になりスカートにしてある。購入しに行き店員さんに告げると脚が目立たない様にと意外とそういった方が居ると言った。そして七万円だったか八万円のブラックフォーマルを購入した。二着用意され一着目はイマイチで二着目がドンピシャで店員さんも王子さんもわたくしもこれだね。となった。わたくしの叔母さんが百貨店の婦人服売り場に居たのでその人を見ただけで判るのだ。見た目や言葉遣い、年齢層が。二十三歳のわたくしのお誕生日に母が他界した際にはサージのスーツしか持ち合わせていなかったがその時に母方の叔父さんがピンク珊瑚の御念珠を選んでくれた。子どもの頃の紅い御念珠しか持っていなかったから。それから二十代半ばからフォーマルバッグやお財布、袱紗や炊事用の軽装とエプロンと揃えていった。エプロンはフリルが付いていてお気に入りである。(メイド服を持っているぐらいなので)真珠のネックレスは母方の母さん(祖母)のお下がりで持っている。王子さんも二十三歳ぐらいにお母様が他界しその当時のダブルの喪服だったのだが買い替えわたくしがバッグとお財布と袱紗と御念珠と御念珠入れをプレゼントした。御念珠にも宗派があるからで会社関係者の葬祭に出向く事もあるからである。御念珠入れは兎年の王子さんに鳥獣戯画の兎柄の物を。御念珠は翡翠である。王子さんの祖母、と言っても後妻さんなので誰一人と血縁は無いが葬儀の時わたくしも出向いたのだが王子さんの従姉妹の旦那様が高級車を乗り回しているというのに奥様は他の親戚所有の外車に乗り金髪に喪服は真っ黒でもなくぺらっぺらであった。パンプスは合皮であろう。今でこそ革製品に寛容になったが本来、葬祭に革製品は避けるべきである。殺生の意味合いがあるから。人の見た目を言ってはいけないがその外車を見た親戚達が言った。色んな車に乗れていいね。嫌みである。逆に目立つ従姉妹を見て王子さんと、あれはないよね、身の丈も中身も無い人間の露呈だよ?かっこ悪い。と口を揃えた。母方の祖父は事ある毎に羽織り袴で出身地の石川県では呉服屋を営む家系であり父方は開拓者の地主である。わたくしはその六代目であり御婿を取らなければいけないはずが未婚のままである。ナンデェ!ケッコン!シナインダァ!とイスラームのM氏に言われるがM氏には理解が出来ないのである。ニホンワァ!ケッコンシタラァ!オトコノナマエニナル!王子さんにプレゼントをした御念珠を会社の前社長がチラチラチラチラと見ていた事があると。やはりフォーマルはそう回数が無くともきちんとしていた方が良い。コート帽というより顔前にレースのベールが欲しいんだよね。少しは日除けになるかなぁと。ストールで紐付きの頭や首を覆うベールは持っている。お墓に行く時用に。手袋も持っているがレースのが欲しいなぁ。と先月から思っている。誰か亡くなるのだろうか。天皇皇后両陛下もイギリスでも黒色のマスクを着用していたので持っていても良いのかもしれない。そうなるとわたくしまるでブルカである。