lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

オイル

気になっていたブーツオイルがあった。これはわたくしの友人が履いているブーツのブランドの物で扱った事がなく液体タイプが扱いにくいのは知っていた。わたくしはその友人の一生涯靴磨き担当者である。何故ならばその靴があると、
俺のブーツ、凜ちゃんに一生、任すよ、70までも80までも履くから。そしたら凜ちゃんに会えるよ。
かっけぇなぁ。
そしてわたくしはショップに入荷したオイルを見に行きスタッフに液体タイプは使いにくいよ?なんてスタッフと話をしている頃には全身激しい痛みである。
凜ちゃんねぇ、俺のこと好きなの。
あ、なんか言ってましたよね!
3回も言って彼のほうがわたくしのこと好きなんじゃないの、笑。
仲いいですよねぇ!

彼専用オイルを買ってみた。わたくしが一生面倒を診るブーツ。
キングオブホワイツ
スモークジャンパー

マイラヴ

ワッペン

最近、全身の痛みが凄まじい。内臓や骨にまで痛みが走る。三叉神経の痛みをかばって噛んでいるうちに左の顎が鳴るようになり鍔関節症になっている。手術をした膝にサポーターをし歩いてみたが擦れて傷ができた。それぐらい強い不随意なのである。先日オーバーオールにようやくワッペンを縫い付けた。白地に赤紫の糸で。出来上がりに王子さんは拍手をしてくれた。手が震えるあげく目が見えにくい、ましてや手縫いでのデニム地。先週はアイロン当てをしていなかったワッペン4枚を付けてみた。行きつけの古着屋で買ってあった物でこれがまた選ぶのにかなりな時間を費やした。というのも店内にあるワッペンから選ぶ予定であった。スタッフが、今日どっか行ってきたのー?うん!ホームセンターに行ってきたよー。断薬3年目でもパニックを心配し且つ一緒に喜んでくれるのがどこの行きつけのショップに行ってもなのだ。十代の時から行っているので。ひと月、行かなかったショップに行くと、超!久しぶりじゃないっすかぁ!と行ってくれるのも嬉しい。さて、ワッペン選びである。今日はワッペンを見に来たよー。するとスタッフが、裏にもまだあるから持ってくるわ。
ダンボール4箱登場…。あるねぇ…。選んでいるとさらに6箱登場…。えぇっ…。箱を開けると2センチぐらいからパケに入ってごっそり。おいおいおい、これを全部、見るの…。レジ横でひたすら選びます。何千枚も!ホームセンターで歩いたせいで立っているのもつらい中、首はずっと下向き。ひと箱を見終わると、はい次。わしはバイトか!そうこうとしているうちに管外からのご夫婦が来店。レジ横の試着室に入りパンツを選んでおりました。スタッフがワンサイズ違うのを持って待っている間わたくしは検品作業中のスタッフに思われパンツのサイズを聞かれたぐらいにして。わし、客!客!と思いながらワンサイズ小さいほうがいいんじゃないですかねぇ?なんて言っている頃にはパンツを持ったスタッフが何故かわたくしにぴったりとくっついておりまして最早バイトでもスタッフでもなくカップルか!わしのこと好きでしょ!そして何千枚の中から選んだワッペン。全部半額にしてくれました。これにはびっくりしましたがスタッフに、社長が別のショップに来たって言っていたよー。あ、ハーレー持って行った日かな?なんて話が筒抜け状態ともありで。わたくし太客以前にバックがね、いい人ばかりなのね。
そして寝込みました。笑。

鼓膜のハウリング。聴きたい声だけを探す。ひび割れる管楽器の音の中で迷う。上がる喉仏から発するエネルギー。クラッシックマイクを掴み暴発する声。目の前に居るわたくしには目もくれないで熱く煽るロングファーの男。ステップを踏み声で女を魅力する。破れる鼓膜。見つめる。ねぇえ?他の男に抱かれてもいい?滅茶苦茶にしてやるって。帰さないって。

蒼氓

閉じた瞼の上から白く光る空気を感じた。雪の景色を思い出し静かに目を開けるとプンダリーカの中にいた。腰まで泥に浸かっていたわたくしの下肢は動けなくなっていた。プンダリーカはそっとわたくしに寄り添う。触れ合った指先は引き離され二人きりの頭上からは真紅の痺れ華が降り注いだ。じっと見つめ合い花弁を浴びた心中。
涙が溢れ遠くなる。離れあった道に力無く倒れ込み濡れる冷たい地面を掴んだ。
深い霧の中、遠く三日月が照らす。真紅の猛毒の華が開き出す。
君は僕の太陽。照らして欲しい。見守っていて欲しい。君はプンダリーカの中で息づく。そして羽ばたく。空を目指し下界を見る。誰にも染まらない白い蓮華と真紅の華は美しい桃色のロータスへと変わる。ガルーダとなり金色のカペラを空に遺す。

総て愛

見上げた世界。求めていた。貴男の靴を磨いた瞬間、生きているのを実感した。空から足下。貴男を見つめた時に守りたいと思った。どうしてなのかは解らない。きっと好きになってしまったから。探しに来てくれたのは貴男。この世の終わりだと思った草原で出逢った。太陽が沈み夕陽が昇る。夜には一緒に居てはいけない。崩れ落ちるから。
求め滑り込む。大好きな声で耳を犯して。何度も名前を呼んで。わたくしの手を握り吸い込んで。

俺が守るから。

その代わり、君の左手首の知恵の環、悪いけれど外すから。

わたくしが知恵の環に嵌めたビーズは弾け飛んだ。

感謝

君は黒船に乗って来る。不慣れなパン屋さんからいつもパンを買って僕のドアを開ける。ドアの鈴の音で君が来たと直ぐに判る。いつも僕の為にパンを選び一人旅に出掛けた時には真っ先に僕へのプレゼントを選ぶ。一人きりで不安なはずなのに強く僕を見つめていた。その先の僕は突然、居なくなった。君が道標の様に立ち寄ったパン屋さんに行くと涙が溢れ出したと聞いた。居ない僕の為に。君が冬の文章を書かなくなったのは僕のせい。雪を知らない君が必死に雪の中、会いに来た。僕も待っていた。君が黒船に乗り泣き崩れた時、僕は総てを失った。
僕の部屋には君の鞄がある。僕は君の鞄を抱く。動けなくなった君を想い。

私はトルソーにタイを絞める。他の誰かに守られた頸動脈。
僕はトルソーにコートを着させた。
きっと、寒がっている。君が僕を温めてくれたから。

僕は君の影なんだよ。

独り

生きているのがつらい。知的障害がある王子さんの弟に、はぁ!?出てけ!と、何度も罵倒をされた。わたくしはあなた達の窓口なのですよ。何度も何度も罵倒をされ。自分自身に需要も無い。メルセのライトのスイッチの調子が悪いのに誰も電話には出てはくれない。死にたくなった。