lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

2017-01-01から1年間の記事一覧

クリスマスってそんなにも興味がない日常と現実

昨年のクリスマスは君と小さなツリーの灯りを眺めていた。いつかは居なくなると思い決まった曜日、時にはそれ以外の日にも会っていた。友人に○○君と凜ちゃんはお互いを支え合っていた。と、言われた。その君と会えずにもうすぐで一年になる。全身の不随意や…

断薬二年五カ月

気圧のせいもあり今年の三月からの痛みより強くなっている。三叉神経や顔面に痛みがあり時にチック症の様になる。物を噛むと痛みが走る。横臥をしていても全身が強く不随意をしているので身体を引っ張られる際、痩せばらえてきた骨が当たって余計に痛む。冷…

断薬二年四カ月

脳までもビリビリブルブルとした痛みは和らぐ事はなくむしろ大きく深部まで痛みが強い。三叉神経に走る痛みで噛む事や胸部圧迫痛で飲み込むのが苦しい以前に舌の根元が未だに下がったままなので鼻からの呼吸がダイレクトに喉元に入り喉が渇く。物凄い力で全…

歩む

いつからであろう、靴が好きなのは。愛着をもったのは小学生の時にスケボーを始めその時にナイキのシューズを買ってもらってからであろうか。中学生になりバンドをしていた頃、父が今の後妻さんとなる彼女とどこかに遊びに行った帰りに買ってきてくれたのが…

痛みの無い世界へ

全身不随意の痛みが強い。解りやすく言えば低周波治療器をマックスかけられている痛み。皮膚は皮下出血を起こし胸部の圧迫痛で飲み込むのがつらくあばら骨をさらけ出し始めた。骨が痛く命が削られてゆくのを知覚する。絞られる内臓を掴み射る指は腫れ上がり…

陸運局に行った

慣れない場所に未だにパニック発作の不安が付きまとっていた。午後からの天気予報によると晴れだった。前日の全身不随意の痛みのおかげで固まった身体は起きあがるのに二時間かかった。カーテンを開けると雨であった。次第に全身が痛み出してはいたがせめて…

C33のナンバーを外した日

免許を取得してから20年間の愛車である。わたくしが15歳の時に父が会社のメルセデスのショベルで事故を起こし半身不随になり修学旅行のお小遣いや免許所得費用や父の介護に行くお金が脳内を駆け巡った。バイト代よりも高い列車賃で介護に通った。8歳上の男性…

断薬二年三カ月

全身ビリビリブルブルとした痛みは強く不随意の痛みも強く視神経や眼球が引っ張られる痛みや三叉神経から歯の神経にまで痛みがあり顔面のビリビリとした痛みが強い部分は吹き出物ができる。強い力で筋肉が収縮をしているので腕や肋骨部分が痩せてしまった。…

断薬二年二カ月

全身不随意とビリビリブルブルの痛み時に骨にまで響く痛み内臓が絞られる痛み視神経のビリビリブルブルにより視力も安定をしない。全身に強烈な痺れがある日には冷感や熱感を伴い脂汗をかく。状況は変わらず痛みが身体の深部まである。むしろ悪化をしている…

断薬二年一カ月

天候が悪いせいなのか昨日からの全身不随意が酷く横になっていても身体中があちこちに引っ張られ凄まじい痛みに昨日と今日は気を失っていた。首は揺れ歯はカチカチと音を立てビリビリブルブルとする視神経や眼球が痛む。全身の筋肉も不随意で痛む。相変わら…

断薬二年目

ようやくパキシル断薬二年目である。年末年始から強くなっている全身ビリビリブルブルとした痛みに痺れや胸の圧迫痛で吐き気も加わり三月から寝たきりである。座っているのもつらいほど全身がガッチガチに不随意をする痛み。骨がバキバキと音を立てて動く。…

断薬一年十一ヶ月

全身の不随意にビリビリブルブルとした痛み冷感や焼ける様な痺れ、胸部と腹部に圧迫痛が強く吐き気や嘔吐もした。視神経のビリビリに視力は低下したままで首のジストニアで右耳の聞こえが悪くなった日もある。骨の痛みや肉が千切れそうに巻き込む痛みも変わ…

シンボリック

光が差すグラスの中でゆっくりと泳ぐ三匹の朱い金魚を見ていた。グラスの中では狭いでしょう。わたしはグラスを人差し指で押し倒した。水と一緒に放たれたテーブルの上に広がった小さな水面で朱い金魚は二度、跳ねた。鰓呼吸をしている金魚を見つめ水が無い…

断薬一年十ヶ月

年末年始から酷くなる痛みに3月からは殆ど寝たきりである。不随意の強さで10分と座っていられない。横を歩かれるだけの振動ですら痛い。腹部の筋肉は肋骨の中に巻き込まれ動けなくなる。内臓が絞られる痛みと頭の上から足の裏までビリビリブルブルとした痛み…

翼の行方

夕方、隣に住むはとこのお姉ちゃんが慌てて玄関のドアを開け入って来た。庭の木の下に何だか分からない鳥の雛が落ちている。たまたまいた祖父に、おじちゃん見に来てと。祖父と庭の木の下を見た。赤びっきの皮膚が丸出しな鳥がいた。祖父はゆっくりと手の中…

二年前の今日

http://d.hatena.ne.jp/lynnosuke/touch/20150509

断薬後からのこれまでのリハビリ 1人行動

2015年9月25日 8年半ぶりに1人で運転をし王子さんの会社まで行った。これは服薬で判断力の低下とガソリン代の節約の為に運転はしていなかったがいざ運転をしてみると呼吸がうまく出来なかった。 10月25日 ドコモショップへ行った。断薬中に揺り戻しのパニッ…

2015年5月9日

パキシル10mgから5mgの減薬を開始した。2007年11月12日に会社で突然、呼吸困難に陥った。原因が解らずずっと息苦しさの中、車の助手席に乗っている恐怖感、猛烈な吐き気。買い物に出かけると床が傾き激しい動悸。同じ道しか歩けなくなっていった。レジ待ちの…

自鳴琴

幾何学的な世界にいる。廻り続ける巨大な万華鏡の中の世界に目を閉じる。ゆっくりと頬を伝う涙は音色を奏でる。言葉のない世界。オルゴールの上の幼女が静かに廻る。眺めていると琴線に触れる。共鳴される乳児だった頃のオルゴールメリーの記憶が染み付いて…

贖罪

守る為の涙であった。愛の為の涙を流した。傷を隠す様に瘡蓋で塞ぎ中は膿んでいるだけであった。わたくしが困惑をしているといつも上目遣いで表情を汲み取ってくれていた。信じている人の前でしか涙は見せない。それでも降りしきる雨に涙を隠す。頼っている…

探せない時

真っ黒な空が堕ちてくる。火渡りの炎の間を裸足で歩く。おきになった炭が弾け飛び小さな火花が舞っては消える。脚の悪い女性は火渡りの途中に転んだ。修行僧達が助けに入る。勢い良く踏まれた炭は火花を増す。見ている者達の怒号。引き起こされた女性は怒ら…

成長日記

テレビの中から高校野球開始のサイレンの音が聞こえた。わたくしは台所に立つ母さんの横に並んだ。すると開けっ放しの玄関からリーンリーン。と、鈴の音がした。母さんと玄関を見ると虚無僧が立っていた。深い籠を頭に被り墨黒の綿服を纏い立っていた。初め…

流転の彩り

色とりどりの七夕飾り、五色の短冊がカラカラと音を立て風になびく。擦れ合う笹の葉の音は神を呼ぶ。振り返って見上げる星への願い事。織り姫の裁縫の儀式。子ども浴衣の目に残る帯の現代的なピンク色。昼食の薬味の葱が香る。色付きの素麺ばかりをすくう。…

磁石

呑み友達であった。毎晩の様に騒いでいた二十年前。仕事の都合で空白の期間はあるものの十三年前また毎晩の様に呑みに来ていた。その頃にはメンバーは変わっておりわたくしは気がつかなかったが周囲の友人達は気がついていた。友人達が酔いつぶれてもいつも…

魂の行く末

歩道が無い新千歳空港建設地の工業地帯の道路を歩いていた。遥か遠くに見える建物まで歩けば助かると。トンネルが見えてきた。果たしてトンネルを出た先に本当に建物があり辿り着けるのかも解らずに長いトンネルに足を踏み入れた。必死に歩いても出口の光は…

慕う

グラスに入れたジンロックをぼんやりと眺めていた。氷が溶け出し表面張力で保たれていた。指で表面を触って溢れ出した。同時に涙も溢れ出した。初めて出逢った時にわたくしと似ている様な気がした。初対面で二時間以上は話し込んだ。二回目にショップに行く…

道化師

向かいに住む義手の老人が犬を伝い散歩をする時、盗みを働くロシア人が走る。ゴミ捨て場の残飯を貪る盲目の野良犬。北側に鎮座する王子製紙の煙突。賑やかさを失った親不孝通りの寂れた呑み屋街の看板。刺青の男達が御神輿を担ぐ港祭り。小さな橋の上の銭湯…

過干渉

他人に求める時とは自分に求めている。周囲から取り残される恐怖心から。金銭や地位、そこから不安が生まれる。互いを生かし合えていないからである。明確な条件がある場合、それを満たせば付き合い、明確な基準が無い場合、何となく付き合う。価値基準が変…

ユートピア

二つの花が咲いていた。蝶が蜜を愛で舞っていた。花は木箱に入った道標を頼りに音楽とフルーツバスケットを携えてカペラを探す旅に出た。揺れ動く色鮮やかな葉っぱをすり抜け笑いあっていた。季節の匂いとイタリアの香りの中を走り回った。大きな砂時計に出…

夜明け

深夜、乾いたボブディランの曲を聴きながら静かに熱い涙が溢れ出した。暫くの間いなくなる。と、言われた。足早に駆けてゆく足音が人混みに消えて行った。一度だけ振り返って本当に行ってしまった。果たして行き交う人々の中で幾人が幸福なのだろうか。思い…