lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

懐古

カメラマンであった先生が今、言った。君を撮影した…何だかつらくなってきた。君を一番、綺麗に撮れるのは俺だよ?と、言われた事がある。他にカメラマンの友人がおるから挑発的になって。 http://d.hatena.ne.jp/lynnosuke/touch/20110606

居場所

一週間ほど先生からのメールの内容がずっと頭の片隅にある。 君は、自分には友達がいない、と言いました。しかしあれは半分本当で半分演出です。本当に友達がいないのは私の方です。君はなんだかんだといいつつ、王子様がおり、イベントやショップの仲間がい…

痛み

落日の土台です。 部屋中を覆い尽くす平積みされた言葉の山をロープで結ぶ。ドアを開け真っ黒な湖を目指す。部屋の中のアルコールランプの灯火はそのままに。ロープを握り言葉の死体をゆっくりと引きずり歩く。逆算される地上の嘘が纏わりつく湿る媒体は重み…

落日

死の淵を彷徨った。魂と肉体が時に重なり合う残像。僕は朦朧とする意識の中、彼女と初めて出逢った時の衝撃を思い出し全身に電流が走った。色白の肌に触れた手は冷たかった。夜に出現しない彼女と偶然、出逢った夜。彼女はそれを予定調和だと言った。本当に…

毛皮 革

GUCCI BURBERRYに続きCOACHが毛皮製品の取り扱いを辞めた。毛皮製品の為に年間一億頭の動物がいわゆる被害に遭っているという。以前にも似た様な事を書いたが野生と肥育され食になる動物はどうであろうか。どちらにしても人間のエゴなのかもしれない。しかし…

シビア

友人のスウェードシャツがある。先月だったかその友人がシャツをショップに出していて取りに行くとなったのでブーツを持っておいでー、磨いてあげるよ。シャツ、あれかい?前に内側の毛羽立ちが気になるってやつ。ライニング付けたの? いや、磨いてもらった…

オイル

気になっていたブーツオイルがあった。これはわたくしの友人が履いているブーツのブランドの物で扱った事がなく液体タイプが扱いにくいのは知っていた。わたくしはその友人の一生涯靴磨き担当者である。何故ならばその靴があると、 俺のブーツ、凜ちゃんに一…

ワッペン

最近、全身の痛みが凄まじい。内臓や骨にまで痛みが走る。三叉神経の痛みをかばって噛んでいるうちに左の顎が鳴るようになり鍔関節症になっている。手術をした膝にサポーターをし歩いてみたが擦れて傷ができた。それぐらい強い不随意なのである。先日オーバ…

鼓膜のハウリング。聴きたい声だけを探す。ひび割れる管楽器の音の中で迷う。上がる喉仏から発するエネルギー。クラッシックマイクを掴み暴発する声。目の前に居るわたくしには目もくれないで熱く煽るロングファーの男。ステップを踏み声で女を魅力する。破…

蒼氓

閉じた瞼の上から白く光る空気を感じた。雪の景色を思い出し静かに目を開けるとプンダリーカの中にいた。腰まで泥に浸かっていたわたくしの下肢は動けなくなっていた。プンダリーカはそっとわたくしに寄り添う。触れ合った指先は引き離され二人きりの頭上か…

総て愛

見上げた世界。求めていた。貴男の靴を磨いた瞬間、生きているのを実感した。空から足下。貴男を見つめた時に守りたいと思った。どうしてなのかは解らない。きっと好きになってしまったから。探しに来てくれたのは貴男。この世の終わりだと思った草原で出逢…

感謝

君は黒船に乗って来る。不慣れなパン屋さんからいつもパンを買って僕のドアを開ける。ドアの鈴の音で君が来たと直ぐに判る。いつも僕の為にパンを選び一人旅に出掛けた時には真っ先に僕へのプレゼントを選ぶ。一人きりで不安なはずなのに強く僕を見つめてい…

独り

生きているのがつらい。知的障害がある王子さんの弟に、はぁ!?出てけ!と、何度も罵倒をされた。わたくしはあなた達の窓口なのですよ。何度も何度も罵倒をされ。自分自身に需要も無い。メルセのライトのスイッチの調子が悪いのに誰も電話には出てはくれない…

永遠(とわ)

カモメの群れが飛び立った凪の日。砂に描く想い。振り返り微笑んだ。日差しは暑く打ち寄せる波は涼しく。素足を止める。時間が止まっているのは自分だけ。絡み付く水は流転の泡。押し寄せる感情に飲み込まれそうになる。立ちすくみこのまま沈んでゆきたい。…

衣替え

今日は靴下と下着の衣替えをした。靴下を仕分けしていて疑問が。普段はブーツなのでショートソックスは履かないのだがショートソックスのモコモコタイプ、これいつ履くんだ?パンプス用のレースタイプは夏だ、ラインソックスにも厚手と薄手が、どう分ける?…

痛みは続くよ何処までも

季節の変わり目か昨年も十月から寝たきりになっていた。この数日間の不随意の痛みは酷くある日には急に視界が白く霞み部屋の中を手探りで歩いた。左後頭部の断続的な激しい痛みや吐き気。次の日に目が見えにくかったのだが台風が来るというわけで痛みに耐え…

記号

夢を見た。歪んだモナリザがこちらを見た。具現化された感覚に明晰夢は途切れた。どの角度から見ても微笑むはずの彼女はわたくしには違って見えた。まるで道化師。口を開けば歯は無く黒い洞窟。その魑魅魍魎とした世界に幾人もの男を飲み込んだであろう。マ…

弧を描き後ろからゆっくりと飛び降りる。その時だけ身体中の痺れから解き放たれた。生きている重みは膨張し浮き上がる。このまま堕ちてゆきたい。と、思った瞬間、身体は急降下をし出した。加速する肉体の重みは胎児だった頃の記憶には無い。風を切りながら…

一段落

アメ車のイベントが終了し半月が経った。何だか慌ただしかった。友人と来年も続ける為に話し合い、行きつけのショップのオーナーがどこからそんな話になったのか車屋が来年引き継ぐみたいな話だよ、凜ちゃん。いやいやいや、そんな話は聞いていないし、引き…