lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

アキラ君

僕は君を征服する。
君は言った。
僕の事で頭をいっぱいにはしたくはないんだよ、バイバイしよ。
僕は言った。
これからも一緒に居られたら楽しい事があるんだよ?
バイバイなんて嫌だね。

俺は、外車のディーラーでしょ?凜ちゃんが軽に乗っているのは見たくはないの。身体の調子が悪くて車の振動に堪えて。
だったら俺が幾らでもいい車に乗せるから。
俺じゃ、駄目なの?

うん、ありがと。

孤独

一緒に集めた花びらを宙に放った。
ゆっくりと空に舞いそろぞろと色鮮やかに落ちてきた。
見上げた二人は笑顔だった。
何もかも総てを忘れる時、華やかさのステージが邪魔をする。

君が私を離さないから。
私も近づきたいから。

無意味などはない。二人の命が消え暗転をし暗闇に遺され作品は光を待つ。描いた蕾は閉ざされた瞼を静かに開く。汗ばむ貴方の肌に彩ると微かに滲んだ放つ香。紡ぎ出す糸。同じ空の下で生きている。
離れられない。
心が透過をする。
ビー玉やシーグラスの様に。輝き盲点となるのか濁るペールの世界なのか。

生きる

君は自分で編んだ紅い糸を身に着けている。僕はそれを見る度に君の知らない向こう側に嫉妬をする。ガラスビーズと石、赤いのが欲しい。と、いつも言うから。
子どもの頃、色付きのそうめんをすくっていた彼女はその時から色に救われていたんだ。暗い内面を鮮やかに。傷を隠している傷を追憶し今、総てを降りようとしている。
色が見えないから。

水中花で羽ばたいたはずなんだ。俺よりガチのクリエーターと居て。言ってんじゃん、俺に追い付けない?違うくね?

君は俺に追い付けないぐらい生きろ!
君はとっくに俺を超えているんだよ。

もう、一昨年、遺影写真は撮ってあるよ。

羽ばたきたいからね。

無題

三人の男が私の躰に優しく獣の爪を立てた。腰回りを揺れるその爪は魔除け。私がその爪痕を身に纏うと木々がざわめいた。闇夜に潜む朱い目の野犬の群れ。月は紅く色付き腹ん中の獰猛さに私は静かに牙を剥く。染まる朝、逆さまな世界に独りきり屋上に立つ。
風が頬をなぶり前から墜ちるか背中を叩き衝けるのか。
ねぇ?甘い人間でしょ。
風が邪魔をする。
愛していたよ。大好きだったよ。その無情。

わたくしはずっと待っていたから。

狭いガラスの中の水槽。水の流れを見つめ時に反射をするガラス越しのプリズムに網膜は破られた。

映し出したのは君だよ?
僕の事、覚えている?何度も好きだって言っているじゃん。

違うよ。

静かに堕ちてゆく。

王子さん

王子さんにお遣いを頼んだ。メカニックの彼は何故か家電品には弱い。テレビやBlu-rayレコーダーのセッティングはわたくしである。今日はBlu-rayやDVDに関して分からないと思い録画用のディスクは頼まずケースを頼んだ。スリムタイプで背面は黒だよ!と。先日のお遣いは、お野菜を買って来てね!と冷蔵庫の野菜室の在庫を見せ、大根と林檎はあるからね!と言いました。お遣いから帰宅をした王子さん。
大根、安かったぁ!(あるっつてんじゃん、しかもイカ大根を作ると大根で腹いっぱいになると言います)
林檎、買って来たぁ!(あるっつてんじゃんね!しかもご飯をしっかり食べるのでデザートはお腹いっぱいになるのですよ)
先程、野菜室の在庫を見せ野菜を要求すると野菜は高いから。なんて言いましてね。覚える気さらさらないでしょ!買い物!下手か!スライダータイプのジッパーバッグを頼んだら通常タイプを買って来ましてね。王子さん!違うよ!と言ったら何故か大声で、先に持ったやつがスライダーだったんだよ!きっと!枚数が多いからあれかなぁと思って!先に持ったやつだったんだ!(結果的にスライダータイプじゃないのが増えた…)レンジフードのカバーは間違いない!?(はい、大丈夫です。小学生以下か!?)ほんっと!手がかかりますよ、王子さんは。本人も自覚があり、俺と付き合ったら大変だと思うわ。と言った事がありました、りんのすけ大変だろうなと。だったら!サポートせぇ!笑。出掛ける前にファッションショーです。そんなん着よったら暑いよ?それでも着より、何!?何!?その!ジーンズ!車のレザーが痛むじゃんねぇ!レザーは傷があって塗り替えているのですよ。ったく!保冷のエコバックを持たせ通常のエコバックを持たせると、そんなに買い物しないから。いやいやいや!野菜を!わたくしベジタブルファーストなのでね。こんな人と15年も居ります。楽しみですね。何を買って来よるか。字面にしたらまるで駄目な人間みたいですね。しかしながらサッカーをしよるのはかっけぇよ。シニアなのにミドルでなまじ足速いしフットサルなんてすげぇよ。足捌きが。最近、見に行っていないが。わたくしは古い寒い王子さんの家で幸せに居ります。浴槽の水は凍る、有り得ないごま油の沈殿物が凍る。わたくし身体のサーモスタットが逝かれているのでかなり寒いのです。コールドターキーなので。この様な暮らしぶりから、俺が面倒を診るからと告白をされるわけです。悩みますよ、友人なので。友人として居たいわけで。十代なら日替わりおかわりでしょうね。こんなわたくしを好いてくれる人間もおかしいと思いますがクリエィションでは一流を突っ走っております。そんな中サッカーやフットサルで居らん王子さんの洗濯物の量ね。一昨年の断水の時には大変でしたよ。笑。これに王子さんの知的障害の兄弟。王子さんは幸せですね。

芸術週間

明日、明後日と美術館にてアンディウォーホルのドキュメンタリーフィルムが上映される。撮影は実験映画作家のジョナスメカス。出演はルーリード、ミックジャガー、ジャクリーンケネディオナシス他。三十五分間の上映時間。行きたいのだが身体の痛みが強く出掛けられるのか?目にも痛みがあり見えにくい。日曜日はどうしても出掛けたい、化粧水が無くなるから。美術館通りはわたくしのホームでして初めて行ったのは中学生の時。父と行きロートレックを鑑賞したような…美術部で行った時にはクリムトであったような…その日、七夕祭りでアーケード街に行ったのを覚えている。スクラップブックを見れば半券があるので分かるが。この頃ホームに父の彼女さんが住んでおり家出中に引き取られわたくしの彼氏さんが近くのマンションにおり今でも行きつけのショップがあり通るだけで幸せなのである。ふと、地名に懐かしさがあり何だろう?と考えていたらわたくしが産まれ育った市内のサイクリングロードと同じ地名なんだな。此処には母のお墓がありそのサイクリングロードの先には大好きな湖がある。閑静な場所というのが季節的で肌に合うのだと思う。ただ、パニック症がありずっと行けていなかったのだが一昨年、一人で行ってみると変わらない懐かしさに涙が溢れ隣接する公園の冬終いの噴水をただただ見つめていた。真っ先に思い浮かんだ友人へのプレゼントを買い近くのショップに届けに行った。当たり前の事が出来なかった十年間。先月も一度、美術館に行ったのだがまるで目が見えにくく直ぐに出て一月のオーナーへのお誕生日プレゼントを買っておいた。わたくしとお揃いの。絵描きだったのに不随意で絵も描けない、映画も観られない自分には熱量は低いが感性は豊かにしておきたい。