lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

在庫が小売店

昨年、念願のスティッククリーナーを買った。王子さんの髪を切った際にいちいち掃除機を出し不随意でバランスが取れないところにゴロゴロと付いて来るんだか来ないんだかの車輪の掃除機にストレスを感じていた。本来、掃除機担当者は王子さんである。わたくしは高校生の時、休み期間中や土日は住み込み旅館でアルバイトをしていたのだがあの業務用の重い掃除機を引っ張り館内を総て一人で掃除をし階段の掃除機をかけほぼトラウマ状態。一時期、勤めていた歯科医院でも掃除機をかける為だけに勤務時間外の早朝から出勤し現場仕事ではボイラーの分解整備に真っ黒になりながら掃除機をかけパートで勤めていた会社でもオープン前に掃除機をかけていた。掃除が嫌いなのではなく掃除以外の仕事を一人で任されていた為、掃除機がけは他の人に頼みたいぐらいであった。以前サイクロンタイプを使用していた事があるのだがあのダストバッグレスのゴミをゴミ袋に入れる際、飛散するホコリ更にはフィルターのお手入れ、まー!やだ!。と、早急に人にくれてやりました。わたくしは断然ダストバッグ派でお買い上げをしたスティッククリーナー、ハンディにもなるのだがなんと!ダストバッグタイプ。注文の際に送料を考慮しダストバッグも多めに注文。翌日発送確認のメールにて、紙パックの在庫が確保出来ないので個数が揃い次第の発送でもよろしいでしょうか?ええよ、別に掃除機難民ちゃうからなと。数日後、待ちに待ったスティッククリーナーが到着、早速充電。わたくしの性分で取説は熟読しないのだがさらっと見ていて衝撃が走った。紙パックは洗って使えます。なんやて!?まっ、洗い替えに使えばいいよね。でも…と、すっきりとしないわたくしはホームページを見てみると付属品、紙パック12枚入り。約1年分。なんやて!?どうやら集塵力のデータからするとその様なのだ。紙は確実に進化をしている。そういえば行きつけのショップの前でバイクのオイル交換をしていると友人がキッチンペーパー的な物を持ち寄り、これ洗って使えるの知ってた?知らない!不織布的なのけ?見るからに紙であった。わたくしは時代の変化を目の当たりにした瞬間でもあった。と、ビシッと決めセリフを書いたが単なる世間知らずである。充電完了後、スイッチオン!軽い!素晴らしい!世間に普及をしているちょいと高級な吸引力命を謳った掃除機、以前、家電品を取り扱っていた会社に勤めていた際、仕入先の友人から、あれは海外製だから日本の絨毯には強すぎるらしいよ?へぇ、そうなんだ。てか、あの音うるさくない?と、以来アンチを決め込んでいた。スティッククリーナーのダストバッグタイプを待ち望んで買ったので喜びもひとしおの中、酔っ払った王子さんが足に引っ掛け倒し、邪魔くせい!と、雑に扱ったのでわたくしはスティッククリーナーを抱いた。沢山ありすぎるダストバッグに今では愛着を感じむしろ使い捨てる時のサヨナラ感を想像し胸が詰まる思いすら湧き上がっている。こんな壮大なドラマにわたくしは書く心の準備に数ヶ月間を要した。
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