lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

砂時計

哀しみが押し寄せる。とても深い。二人きりで四つ葉のクローバーを探した。蟻の行列が何かを探しわたくしは求めた。掴まれた右手の記憶に左脳は揺れ痺れる。蟻は何処へ行くのだろう。二人で見つめる静かな時間。人は別れる為に出逢う。一瞬を好きになりその瞬間、背負う。幸せとは何か。蟻の行列を眺め孤独感に苛まれる。静かに涙を流す。会えなくなる苦しさの中で蟻は動く。何処の砂穴が良いのか道標を教えて。巨大な迷路に迷い込んだ。切なさが膨張する。溢れ出す想いを堪える。踏み締める歩みは深みに嵌まる。進むはずの一歩一歩が溺れゆく。