チェックパターン
この二日間、具合が悪いなりにチェック柄のお勉強をしている。ドレスシャツ以外にネルシャツも多数、持っており出かけられないなりにAWの季節か…秋のコーデ、ネルシャツ。目が見えにくいのが始まりであった。バッファローチェックのシャツは持っておりブロックチェックのシャツもある。トリガーはオンブレチェックである。オンブレとはフランス語で陰影や濃淡という意味がある。目が見えにくいわたくしはブロックチェックに見えたのだ。そこからであるグレンチェック、マドラスチェック、アーガイル、タータン、ブラックウォッチと学びだしたのは良いのですがバッファローチェックに至ってはマクレガータータンやロブロイとも言うわけだ。バッファローに由来をするやロブロイマクレガー、グレンチェックに至ってはグレナカート家説やアーカート地の谷間のグレン説。出かけるとこういった話で会話が成り立つ。四年前に知り合ったシューフィッターさんがわたくしが着ていたジャケットを見て、ツイードってこの間、知ったんだけどニシンの骨って意味なんですねぇ。母親ぐらいの年齢の方に言われ、そうなんですよ。なんて会話をした。先日、王子さんがりんのすけの家系は料理人が多いからどこかで食べた味を再現出来るのではないか？文系、美術系も多いし。そこでわたくしはふと、小学五年生の時の自由研究を言った。誰かに言われたわけでもなくわたくしはネックカラーの種類を調べ発表をした。周囲の小学生には全くもって興味が無い内容であった。それを聞き王子さんは、何かしらファッションに興味はあったのだと思うと言った。まぁ、身内はお洒落といえばお洒落であった。りんのすけの場合、着こなし方に独創性がある。そりゃあるよ？絵描きってルートの構図があってね、今じゃ微分積分も分からないけれどね、笑。そして昨日の王子さんの日本語がおかしかった。りんのすけの、ケバブ、なにちゃんだっけ？りんのすけのケバブでもないし、笑、○○ちゃん？お兄ちゃんの方？や、二人の名前だったね。だっから、何さ？うちに車検入ってきたんだ？その車…。キッチンカー？それね、りんのすけのメルセを出している会社で前回車検、取ってんだよね、お兄ちゃんの名前、忘れたけど。寝たきりなりにわたくしがチェック柄を学んでいるのを知らない王子さん。酔っ払った王子さんにわたくしのジョガーパンツを穿かせたらありだと思い日曜日に買ってきた王子さん。寄せるねぇ。笑。ただ、あんたはその道を超えないとならない。どのみち。
キュビズム
雨の日には会えないのを知っていた数年前。気圧が身体に悪さをし出した時、壁に掛けられたお揃いのカメラを眺めた。作品に触れた時、温かさに包まれた。生きていたと。貴方は広い籠の中に居た孔雀。あたしは小さな石鹸箱の中のカナリア。今でも覚えている弾けた香織の中。いつも織物と一緒。お揃いのペンを見た時、堪らず涙が溢れ出した。過去の歩みの傷痕は激しく今の柔らかな鳥籠の中で穏やかだった日々に甘えた。今日は雨が降る。雨、降って地固まる。行けない。
https://youtu.be/TiL91YYrnw8
副作用
頑張って一カ月、飲んで下さい。腐れが。アロパシーも甚だしいわ。だったら、痛みに耐えるわ。こっちは四年も耐え何なら十二年も吐き気に耐えている。脈もおかしい。
証
目印の星を掴んだ。空にある星をわたくしの頬に点けてくれた。迷子にならない様に。冷える月を見ていた。木造の息吹きが果てる。伸びる脈絡は枯れ土台は土となる。その開ききった隙間に渇いた感情を垂れ流した。満たされない血管はイコライズに脈を打った。壁面に放った君の熱量。一針が、触れた指先が。生きているだけで支えられている。初対面の方に言われた。似ていると、会えなくても支え合っている感じがします。言葉が無くても繋がっていると思います。運命です。同じオーラでしたよ。凄かった！エレベーターを降りて来た瞬間が！お洒落で！顔も似ていますが！デザイナーなんだろうなって！
元レザー遣いがお留守番の店員さんに説明をしたよ。婦人服を売っているから全く分からないけれど説明の仕方の優しさや喋り方もデザイナーさんにそっくりだって。
