lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

絡まる

退学と同時に別れていた姉ちゃんの元彼氏がバイク事故を起こしたと聞き電話をした。怪我はしていない。と、言った。とりあえず家にお見舞いに行った。季節は秋になっていた。学校の様子や退学をした友達の近況を話した。俺がいなくて寂しかったでしょ?と、言った。あのねぇ、姉ちゃんとあいつ夏にしちゃったんだって、夏休みと土日に姉ちゃんが働いている旅館に住み込みでバイトに行っていたんだ。それでもう終わった事だから姉ちゃんにあいつとしちゃったのを知っているよ。って、言ったら笑っていたよ。あんな女どうでもいいんだわ。と、言った。わたくしもどうでもいいと思ったよ。入学から夏にはみんながどうでもいい雰囲気になり次々と退学という連鎖が起きていた。りん、おいで。と、彼は両手を広げた。学校にいる時に休み時間に教室の後ろにダンボールを敷き寝転ぶ仲であったので馴染みのある温かさであった。たまに姉ちゃんから復縁の電話があったそうだが居留守を使っていたそうだ。その後、姉ちゃんは呑みに行って知り合った方と結婚をしたのだかこれまたお相手がわたくしの知人であり姉ちゃんは何で知ってんの!?と、驚いた。