lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

それぞれの

テレビはあまり観ないが録画をしてあったレザークラフトの番組を王子さんに観せた。基本的左糸は手前、右糸は奥へを前から後ろに縫い進める。この縫い方も両側の針を同時に穴に刺しており違うものだなぁと。やった事がない王子さんは真剣に観ていたがそれからである。革を縫い合わせる時にステッチングツリーやレーシングポニー、何かで革を固定すると縫いやすい。そのデザイナーさんは、ハードカバーの本等に革を挟んで股に挟んで縫うと良いですよ。正直その発想は無かった。確かに革職人が股に挟んで縫っているのは観た事があるが本やファイルに挟むのは意表を突かれた。他にもヤスリの代わりにカッターナイフの刃の無い部分で削ったり道具の使い方も人それぞれ、針穴に糸をセッティングするのもまるで逆。文法でいうところの、今、何処に行く?を何処?今。結論から先で面白かった。ずっとレザクラ関係の友人達と連絡を取っていないので基本以外は新鮮だった。ハードカバーのファイルを股に挟んでみたが見えにくい感たっぷりでやはり卓上の方がやりやすいと思った。それぞれの道具の使い方を見ると楽しいよね。わたくしはウッドスリッカーもあるがクロス派。そのデザイナーさんは厚手の革でコバ磨きをしていた。革肌も様々なので自分の力加減でモウルやハンマーの重さも変わる。生前、兄さんにレザクラを教えた。やはりナイフ(押し切り)からハンマーから力加減が難しいと言った。りんのすけが使っているナイフの角度が怖すぎると。これに友人デザイナーうち二名は左利きである。