持っていれば便利な本。拙宅の部屋で一番ぶ厚いのは広辞苑。現代ではGoogle先生で事足りる。臨職時代の古い地方自治小六法もある。十八歳ながら郵便局勤務の友人と寡夫の保険料等を小六法をめくりお互いに電話で話し合った夜もあった。あいつ元気にしているかな。デパートで腕を組んでいたところを友人に目撃され彼氏と間違えられたのだが見た目ガチな男性で心は女性であった。その頃、少ない給与を貯め通信制の色彩学を学んだ。そこでは画家の歴史というよりは環境色彩やお馴染み散乱や屈折のお勉強であるが美術部、油彩教室通いだったわたくしはやはり画家の色使いに傾倒的である。美術では食べていけないと父に言われ美術系の進学は断念。臨職として事務庁舎に従事をし絵を描きお小遣い稼ぎを始めた頃でもある。絵描きさんと言われていた頃の知人は今でも絵描きさんだと思いレザークラフトをしていた頃に出会った方はわたくしの色を知らない。ファッションビジネス用語辞典に関しては何刷りもされている。モード学園にせよバンタンにせよ歴史があっての裁断であったり手法は繰り返される。両者を卒業した友人がいるのだが年齢差がある。わたくしは以前、書いた事があるのだが金具ひとつに年代が分かれる。例えばコインキャッチかコインレールか。現場仕事で言えばシャックルなのかサックルなのか。一昨年に書いた覚えがあるのは手芸屋さんにて転写シートはありますか？と問いかけると、チャコペーパーですか？←言い方よ。脳内変換をされているのならすぐさま案内せぇよ。大人なわたくしは平成生まれの店員さんに従った。いつの時代も柔軟性が必要なのである。進化をしている様で退化をしているのである。そう言えば進化の属性とかって文章を書いた覚えがあった。
