lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

断薬六年一カ月

全身疼痛は増すばかり。筋肉がビリビリブルブルと強く深部まで痛み不随や骨の痛みに内臓が捩れる痛み。毎日毎日、腹部を連打されている痛みに耐えている。(ボクサーとお付き合いをしていたのでボディへの宿命すら感じる)脳もビリビリし頭皮もビリビリとしているので眉毛や睫毛も微振動している。視神経も痛く眼球がひっくり返りそうな痛みもある。断薬六年目にして反跳現象が強すぎる。一昨年、左肩の痛みに駆け込んだ病院の受付で内科の受診と言われた。そして振戦とも違うと言われ脳外科である。離脱症状やアップレギュレーションについて無知な医師が多すぎる。パニック症を発症した14年前ですら過換気ではないか?と二軒の病院の結論であった。息が苦しく発作を起こし次第に嘔吐恐怖症、外食恐怖症、広場恐怖症。ここからパニック症の吐き気だけではなく服薬の副作用による吐き気でもあった。これを抑える抗コリン作用の服薬。完全なる飼い慣らしという名の依存性。更なる誤診。物作りの人間の身体を奪い物書きからの言葉を奪った。昨日、久し振りにゴミを出しに外へ出た。日差しは夏だったが触れた風に秋を思い出した。五年前の初夏に太陽の下で見た黒曜石の記憶がフラッシュバックした。あの頃は手探りでこうなる事も分かっていた。この感情の言語化が出来れば又、物語が書けるはずだと思う。元親友が言った「君は攻撃的な文章を書かなくなった。」これが答えなのも分かっている。

気球にぶら下がり帆船に降り立った。石鹸箱から外に出て暑い砂浜の貝殻の中で隠れんぼをした。フィルムを持って戻れないあの海に沈んだ。風見鶏を見上げツリーハウスから湖畔を目指しロープで言葉の重みを引きずった。野犬にウイスキーボトルの炎を放ちショットガンを向けた。空にピンク色のクジラが雲を作った。

ペガサスと戯れわたくしは無邪気だった。