lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

紅色

四日前だったろうか…ブログを書いていたらそれが消えてしまった。内容はわたくしが何かのデザインの打ち合わせに行く時には紙テープにメモを取り相手に渡す際には紙テープを千切って渡す。その切り取った感情をノートに貼りまた打ち合わせをする楽しいセッションの時。今で言うところのロール付箋紙の様な使い方を二十年は前からしていた。その時間が止まったままの紙テープをリボンで留めいつもこうして書いている目の前にフックで下げてある。それがいきなり落ちたのだ。それも一緒に居た四年前、出向く前、身支度を整えている時に流していたCDケースの上に落ちた。あの頃、音楽が中盤に差し掛かり結局、身体の痛みに行けず断念をした日もあった。久しぶりにそのアルバムをヘッドホンで聴き何度も何度も立ち上がった日々の日常を聴いていた。ヘッドホンをしていても紙テープの落ちた音に気が付いた。あまりの音に眠っている王子さんがジャーキングを起こした程である。何かあったろうか?昨日まっさらな次の塗り絵帳の頁を開くと“紅花”であった。わたくしは紅花を蒼く塗った。隣の花を紅色で塗った。先程Instagramの最新コンテンツ通知が受信されていた。真っ先に君のアカウント名義が上がっていた。久しぶりのブランドロゴタイプを見て胸が詰まった。流石だと思った。君が真っ赤な花だった頃の色をわたくしは薄暗い部屋で一人きり滲ませていた。ドレスシューズが落ち葉を踏む公園。蝙蝠傘。導きは引き寄せの法則。縫い付けた想い出。何度も何度も名前を呼んだ記憶。わたくしが色を落としたフラッシュバック。大きな砂時計。二つの花。

求めない。