lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

断薬八年一ヶ月

症状は強くなり忘れた頃に上半身が時計回りに捩れる。只でさえ足の指は丸まり右脚は前後に左脚は左右に動き真っ直ぐに歩き難いのに傾いて歩く事になる。全身の痛みは凄まじく枕に押し当てられる耳が物凄く痛む。腹筋は肋骨の下に巻き込まれるので腹式呼吸は浅い。骨も痛く眼球が捩れる様な痛み、眩しさの吐き気と痛みの吐き気。そこに腹痛が起きる。口内の痛みの回数も増えている。身体中が引っ張られるので横臥をしているのも大変である。眠っている間も身体が動いているという患者さんのドキュメンタリーを数年前に観た事があるがそうなのかもしれない。起きると生理用ナプキンがボロボロになり綿まで出ているのである。夢の中では兎に角、歩いているので有り得なくもない。距離にすると二十kmは歩いている。普段、歩かないせいなのか歩きたい願望なのかその夢の時には起床後、本当に足裏が疲れている。痛みからそういう夢を見ているのかもしれない。パキシル断薬に費やしている年数、あと四年もすれば母が亡くなった年齢になる。身体が元通りに完全になるとは思ってはいない。

どのような運が降りかかろうと 喜びに浮かれることのないように 悲しみに暮れることのないように 万物は流転し そして運もまた いつ変わるとも知れないのだから

ショウペンハウエル