lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

土産話

友人のお通夜に行く予定がいつもよりも増す身体中の痛みに断念。生理が始まったので余計に痛むのだ。王子さんに行ってもらうと随分、早くに帰宅。そして王子さんは笑っているのだ。うちらの周囲の人間の事だ。何かあったのだろう。会場内で友人の父ちゃんの姿が見えなく体調でも悪いのかな…と思っていると母ちゃんがお坊さんにタメ口で話しかけていると言う。そしてお経が終わるとお坊さんがこう言ったそうだ。こんなんでいいかな?王子さんは、ここの宗教はやっぱりおかしいのではないか!?この爺さん、こんなんでいいかな?なんて話は無いでしょう。と半信半疑で居るとお坊さんが振り返っそうだ。えっ⁉父ちゃん⁉何と!父ちゃんがお経をあげたのだと言う。本来の宗教は通さず直葬家族葬にしたらしい。そして帰り際、母ちゃんが何十年振りだと王子さんとお話しをした横に居たお坊さん兼、父ちゃんに○○さんだよ。と教えると、あぁ!川口さん!とまるで別人の名前を言ったと言うからお疲れだったのだと思う脳内変換バグ。以前にも書いたが父ちゃんとわたくしは同じ職場に居た事がある。そして父ちゃんと姉ちゃん(娘さん)のリアルガチな大喧嘩の際、姉ちゃんが電話機を投げ付け父ちゃんの頭にクリーンヒット、父ちゃん絶叫!遊びに行った友人が玄関先でその断末魔を聞き、悪魔だ…と呟いたのは今でも忘れない。亡くなった友人はキャバクラの帰りコンビニに置き去りにされ誰にも気付かれず何十キロと徒歩で帰宅、お財布は友人達の車内、携帯電話の充電は無し。ほぼ毎日一緒に居たので笑い話を思い出す。友人の兄である王子さんの同級生はかなり弱っていた様だ。この二年間でお兄ちゃんと弟を亡くしたのだ。お通夜が早く終わったのは父ちゃんのお経の匙加減。棺の中の友人はそのままの寝顔で頭の横にちょこんとラッキーストライクが置いてあったそうだ。あまりにも手短な父ちゃんのお経にお経終了後にお焼香が回りお坊さん兼、喪主である父ちゃんのご挨拶。父ちゃんは、わたくしは糖尿病と高血圧がありますが…皆様、健康には注意をして下さい。と反応に困るシュールなご挨拶で締めくくったそうだ。久し振りに一緒に呑もうと名前を眺めている。戒名は無し。それで良いんだって、死んでまで階級制度に縛られるのはどうかと思う無神論者のわたくし。名前と一緒に呑むのは良いが、りんちゃん!ママ!と皆のお夜食の時間が始まるのを思い出すからね。酔えないんだって。笑。せやから寮母ちゃうって。笑。有難うね。楽しかったよ。