lynnosukeのブログ

愛なんてそこじゃなくて生きてるだけじゃ足りなくて

シリコン剤

縫い物の生地が引っかかる時には手芸用シリコン剤を使用している。針や糸に塗るとスイスイと縫える。レザクラのエスコードの蝋引きと同様で。わたくしの使い方はピンクッションに染み込ませるのとファスナーに塗る。ただねぇ、縫いやすくなる反面、指も滑るわけだ。なので邪魔くさいが指貫が頼りになる。その指貫は次回、書く。大正、昭和時代、縫い物の時、縫い針を髪の毛で掻いているのを見た事があるかもしれない。あれは髪の毛の油分を付けているという。ピンクッションの中綿が髪の毛の場合もあった。ファスナーに蝋燭(モームパッティー)の蝋を引く手もある。油分の話になれば新聞紙でガラスを磨くと綺麗になったり米ぬか成分であれば木材を磨くと綺麗になる身近な知恵。レザーのコバもストッキング以前はヘチマで磨いていたものだ。シリコン剤をハサミに塗布しておくと糊が付きにくくなるのでハサミを大事に使える。馬鹿と鋏は使いようと言ったものだ。裁ちバサミは顕著で人の癖がある。シリコン剤を染み込ませた綿単体もあるがそんなに使用目的が無ければ少しで充分。ペンタイプもあるが糸に塗るのであればこちらが良いと思う。因みに手芸用のピンクッションは四種類、常備してある。木綿針用と細い針用と待ち針用。お気に入りは何を入れるのか分からないマトリョーシカの物。これに綿を入れて針刺しにしている。この針は針穴に糸を通さなくて良いタイプ。マトリョーシカ自体、陶器製なので重みがあって気に入っているところもある。持ち運びにも便利。手芸にせよレザクラにせよ靴磨きやリプルーフ、出先で友人達に使用をしていたのでそれ有りきの収納になる。何だかシリコン剤の記事にマトリョーシカ愛に溢れてしまった。本当は指先が滑るストレスの方が遥かに上回っているだけだがミシン用オイルだけではなくこんなのもあるんだよ。と知らない方が見つけてくれたらと思い書いてみたよ。適当な写真ですみませんが。